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健康情報を更新しました 「紫外線の与える影響」

今月の健康情報は「紫外線の与える影響」です。

 

紫外線の与える影響

紫外線は夏のとても暑い時期に多いと思われがちですが、5月〜7月にかけて1番多く降り注いでいます。
夏が来たと思って紫外線対策を始めても、もう遅いのです。
梅雨の時期で曇っていても、地上に届く紫外線量は、晴れた日とほとんど変わりません。
必要に応じて、自分に合った対策を行いましょう。

紫外線とは

紫外線とは、太陽から放出される光線で肉眼では見ることができない「不可視光線」です。英語では「Ultraviolet(ウルトラバイオレット)」と呼ばれ、良く使うUVという言葉はここから来ています。太陽の光の届く明るい場所であれば、日陰や室内であっても紫外線は体に侵入して来ます。


紫外線の種類

UVC:大気層(オゾンなど)で吸収され、地表には到達しない。

UVB:太陽から届く紫外線の約1割と量は少ないが、肌への作用が強いため短時間浴びただけでも、日やけによる炎症反応を引き起こす作用がある。炎症やしみの原因となるだけでなく、肌表面の表皮細胞やDNAを傷つけるなど、生体への影響が強い。

UVA:肌に急激な障害を与える作用は弱いが、太陽から届く紫外線の約9割を占め、肌に蓄積的なダメージを与える。肌の奥の真皮にまで侵入し、肌のハリや弾力を失わせて光老化を引き起こす原因となり、すでにできているメラニン色素を酸化させ、肌を黒くさせる作用もある。



人体への悪い影響

紫外線による日焼け

紫外線(UV)を浴びると、肌が赤くなったり黒く褐色したりして『日焼け』します。この状態を医学的には『日光皮膚炎』と呼び、肌が低温やけどした状態のことを指します。同じように紫外線に当たったとしても、人によって日焼けの症状には個人差があります。日焼けは肌がやけどした危険な症状であり、将来的にしみ・しわ・たるみや、皮膚がん・白内障を引き起こす原因となる可能性があるため注意が必要です。


目に対する影響

紫外線=皮膚(肌)に関連する悪影響を思い浮かべますが、それらと同じくらい注意が必要なのが『白内障(はくないしょう)』などの眼の病気です。

白内障

白内障の大きな原因は『加齢(老化現象)』ですが、WHO(世界保健機関)の報告によると、白内障の約20%、つまり5人に1人が紫外線が原因であるという報告がされており、紫外線量の多い地域に白内障患者が多い事も分かっています。


雪眼炎(雪目)

雪眼炎とは、雪山や海などで、長い時間反射した紫外線を眼に浴びた時に眼の角膜が炎症(角膜炎)を起こす症状のことです。激しい痛みを伴うこともあり、光誘発性角膜炎とも呼ばれます。特に新雪は約85%も紫外線を反射させるため、直射日光を浴びなくても紫外線を浴びる危険性があります。スキー、スノボをする際はゴーグルなどで眼を覆うようにしましょう。


皮膚に対する影響

老化

老化の9割は紫外線によるものだといわれています。紫外線のUV-A波は、皮膚の表面だけではなく、真皮にまで行き届くため、たるみなどの原因となり、皮膚の老化を早めると言われています。


乾燥肌

紫外線に当たることで、肌の角質が剥がれ落ち潤いがなくなります。そのため、皮がむけてしまい痒みが出てくることもあります。子どもは特に肌が敏感なので、アトピーなどの原因となることもあります。


アレルギー

日光アレルギーは光線過敏症とも言われ、日光に当たると皮膚に湿疹がでたり赤みが出てきたりする状態です。症状が酷い場合は、頭痛や吐気を感じることもあるので、医療機関を受診しましょう。




人体への良い影響

紫外線は体に悪い影響を与えるイメージがありますが、良い効果もあります。

ストレス解消・気分転換

晴れた日に出掛けたり、スポーツを楽しむことは非常に気持ち良く、ストレスの解消にも繋がります。


殺菌・除菌効果

洗濯物や布団を外に干し、紫外線(日光)に当てることで、におい残りや、雑菌が繁殖するのを防ぐ効果があります。


ビタミンDの生成

人間の体はたくさんの栄養素を必要としており、紫外線(UV-B波)に当たることで、体内でビタミンDを作り出します。日光に長時間当たるのではなく、普通に生活をして、紫外線を受けていれば、必要なビタミンDが生成されています。

ビタミンDの効果

ビタミンDは、健康な骨や歯を作るのに不可欠な脂溶性のビタミンです。腸でカルシウムが吸収されるのを促進したり、カルシウムが骨にしっかりと定着するのを助ける働きがあります。さらに血液中のカルシウム濃度を一定に保つという役割も担っています。




紫外線対策

紫外線を防ぐには以下の対策が効果的です。

日焼け止め

外出する際は、日焼け止めを塗って紫外線対策を行いましょう。日焼け止めは汗や水で効果が薄れますので、2〜3時間毎に塗り直すのが理想的です。
現在は様々な種類が販売されていますので、用途によって使い分けると良いでしょう。
ドラックストアなどで購入される際は、記載の注意事項を確認したり、販売士に尋ね、自分に合ったものを選びましょう。


帽子・日傘・サングラス

日焼け止めに加え、帽子や日傘・サングラスなどを利用することで、より紫外線を防止することが可能です。最近はUVカット加工の施されているものも多く販売されています。


外出する時間帯を考える

紫外線は午前10時〜午後2時の時間帯が最も強いです。この時間はむやみな外出を控えたり、日陰を選んで歩くなどし、紫外線をなるべく避けるように行動すると良いでしょう。




日焼け後のアフターケア

きちんと対策を行っても、100%紫外線を浴びないということは不可能です。うっかり日焼けをしてしまった時は、しっかりケアを行いましょう。

肌のクールダウン

日焼けによって肌が赤くほてった状態=軽いやけどと同じ状態です。冷水のシャワーを日やけ部位にかけたり、濡れタオルや氷水などで熱を冷まし炎症を抑えましょう。


肌の保湿

日焼けによる赤みが引いても、熱を持った部分はどんどん放出しようとし、肌の水分が奪われます。化粧水や保湿剤をたっぷりと付け、水分をしっかり補給しましょう。


さらに日焼けをすることを防ぐ

日焼けした場合それ以上、日焼けしないように心がけることも大切です。紫外線は浴びれば浴びるほど肌(皮膚)に負担がかかります。






日頃から紫外線対策を行い、肌への負担を減らすようにしましょう。
もし、日焼けの後の皮膚の炎症・痛みが引かない場合や水ぶくれが出来てしまった時は、皮膚科を受診し、医師の指導の元、適切な処置を受けましょう。




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健康情報を更新しました 「春季カタル」

今月の健康情報は「春季カタル」です。

 

春季カタル

春季カタルとは重症のアレルギー性結膜炎の一種です。
アトピー体質の子どもに多く見られ、毎年冬の終わり頃から春にかけて、増加傾向にある疾患の一つです。今回の健康情報は「春季カタル」についてご紹介いたします。

春季カタルとは

重症のアレルギー性結膜炎の一種で小児や青年に多くみられる傾向があります。上まぶたの裏側に石垣状のブツブツ(乳頭)ができ、これが目を傷つけます。



症状

春季カタルでは、以下の症状が見られます。

■目のかゆみや充血


■強い痛み、まぶたのむくみ


■視力低下(かすみ)

■ゴロゴロした異物感、大量のめやに



原因

■アトピー体質の子どもに多く見られます。


■花粉が原因になることが非常に多く、春に患者数が増加します。


■ダニ・カビ・ハウスダストが原因で起こることもあります。



治療

基本的な治療として投薬治療(点眼薬、内服薬、注射)を行います。
しかしブツブツ(乳頭)が眼球を傷つける状態の場合は、手術により切除を行う場合もあります。

投薬

ステロイドの点眼、免疫抑制剤点眼の他、ステロイドの内服・結膜注射を行います。

手術による乳頭切除

結膜にできたブツブツ(乳頭)が大きくなり眼球を傷つける状態の場合は、乳頭を切除します。

今回ご紹介した治療は一例です。治療法については、主治医にご相談ください。



予防と対策

刺激を与えると症状が悪化する場合がありますので、目に触れないように気を付けましょう。
また、アレルギーをお持ちの場合は、自分のアレルギーに合わせて適切な治療を受けることが必要です。

花粉が原因の場合

花粉が飛散し始める頃までに、予防薬を服用するなどの対策をとりましょう。


ダニ・カビ・ハウスダウトなどが原因の場合

薬物による治療や減感作療法といった選択肢もあります。また、身の回りを清潔に保つなどし、ハウスダストの原因を取り除く環境作りを心がけましょう。


減感作療法とは
アレルゲンを少量ずつ体内に入れ、徐々に増加させることで、そのアレルゲンに対する過敏な反応を減らす(慣れさせる)治療法です。



春季カタルは花粉が原因で春に多い病気とされていました。しかし、近頃は様々な物質にアレルギーを持つ人が増加傾向にあるため、それに伴い、年間を通して発症する病気となりつつあります。
アレルギー症状をお持ちの方は、早い段階から対策を取ることで、症状を軽くすることが可能です。
少しでも、目の異常を感じた場合は、早期に眼科を受診しましょう。


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健康情報を更新しました 「おたふく風邪」

今月の健康情報は「おたふく風邪」です。

 

おたふく風邪

冬場に流行していたインフルエンザが終息し、安心していたのもつかの間。春には春の感染症が流行し始めます。今回の健康情報のテーマは春の感染症の一つである「おたふく風邪(流行性耳下腺炎)」についてご紹介いたします。

おたふく風邪とは

正式名称を「流行性耳下腺炎」といいます。ムンプスウイルスの感染により発症します。
主に春に子どもの間で流行しますが、大人が感染すると重症化しやすい病気でもあり、妊娠中にかると流産の原因になることもあります。




症状

初期症状は軽い発熱・頭痛・倦怠感などの、一般的に風邪とよく似た症状が見られます。
進行してくると、耳の下(耳下腺)や顎の下(顎下腺)、頬がぷっくりと腫れ、触ると痛みを感じます。
また、38℃前後の発熱を伴う場合がありますが、まったく発熱をしないという場合もあります。

■初期症状:風邪とよく似た症状


■進行後:頬の腫れや、38℃前後の発熱


おたふく風邪の合併症



感染経路

飛沫感染接触感染が主な感染経路です。人から人に広がります。
特に、お子さんの看病をしている大人はかかりやすく注意が必要です。

■飛沫感染・・・咳、くしゃみ、会話


■接触感染・・・タオル、ドアノブ、器具類


大人が感染すると

大人がおたふく風邪に感染した場合、子どもの場合と異なり、症状が強く現れることがあります。
主な症状は、子どもの場合と同じですが、合併症を引き起こすことがあります。

【合併症】
髄膜炎、難聴、睾丸炎、卵巣炎、膵炎など



症状の経過

おたふく風邪の症状の経過です。



治療

おたふく風邪には特効薬がなく、対処療法が主な治療となります。
症状が確認されたら、まずは医師の診察を受けることをお勧めいたします。

安静にして自然治癒を待つ

有効な薬がないため、高熱や耳下腺の痛みには解熱鎮痛薬を使用します。
合併症を起こした場合は入院することもあります。


腫れが痛む時

耳下腺や顎下腺が腫れた場合は、濡れタオルで冷やすと痛みが和らぎます。
温めたほうがよさそうであれば、温湿布やタオルなどを利用しましょう。


食事は柔らかいものを

唾液が出ると痛みを感じます。飲食は酸っぱいものを避け、あまり噛まなくても良いものにしましょう。





予防

■ムンプスウイルスは、接触・飛沫で人から人へ感染します。
マスク・手洗い・うがいで二次感染を予防しましょう。


■お子さまが感染すると片耳が難聴になるケースもありますので、1歳を過ぎたら予防接種を受けましょう。


予防接種のすすめ
予防接種を受けていれば、発症しても軽くすむ場合がほとんどです。
乳幼児が健康に育つために予防接種は欠かせません。
必要な時期に、必要な予防接種を受けましょう。

■妊婦の方が感染すると、流産の原因になる場合もあります。
ワクチンウイルスが胎児へ移行するリスクがあるため、妊娠後にはワクチンの接種が受けれませんので、注意が必要です。
これから妊娠を考えている女性とご家族の方は、事前に抗体検査を受け、ワクチンを接種しておくことをお勧めいたします。



おたふく風邪の初期症状は、一般的な風邪と症状が似ているため、分かりづらい場合があります。
お子さんの幼稚園や保育園、学校で流行している場合は、気を付けましょう。
少しでも気になる症状がある場合は、医師にご相談ください。


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健康情報を更新しました 「ヒートショック」

今月の健康情報は「ヒートショック」です。

 

ヒートショック

まだまだ寒い日が続きますが、皆さんは日常生活での温度差について気にしていますか?
入浴の際、寒い脱衣所で衣服を脱いで、そのまま浴槽へ急ぎ、慌てて熱いお湯を体にかける行為。
実はこれ、突然死につながる可能性のあるとても危険行為なんです。
今回の健康情報は、家の中の急激な温度差がもたらす身体への悪影響「ヒートショック」についてのお話です。


ヒートショックとは

日本では、家族が集まる居間などには暖房器具を置きますが、脱衣所や浴室に置くという習慣があまりない地域もあります。
時に温度差は10℃以上になることもあり、このような環境下で入浴をする場合、暖かい居間から寒い脱衣所への移動、そして熱い湯船への移動という動きの中で、急激な温度変化が短時間のうちに起こり、これに伴い血圧の急激な上昇・下降が引き起こされます。
これを「ヒートショック」と言い、体に大きな負担をかけるため、突然死につながる要因となります。


【入浴に伴う血圧の変動
・暖かい部屋から寒い脱衣所に行くと血圧が上がる。
                 ↓
・熱い湯船に入ると交感神経が緊張し、血管が収縮して血圧がさらに高くなる。
                 ↓
・ゆっくり湯につかるうちに血圧が下がる。
                 ↓
・湯船を出て体が急速に冷えると再び血圧が上がる。


血圧の大きな変動で亡くなる方も多いので、ご家族が「今日は長いな」
と思ったら声をかけましょう。

月間「栄養と料理」2013年2月号より再編集(女子栄養大学出版部)
 監修:東京都健康長寿医療センター顧問 桑島 巌 先生 



起こりうる症状

急激な温度変化により、血圧が大きく変動することで、以下の症状を発症する恐れがあります。

(急激に血圧が上昇した場合)
■脳出血
■脳梗塞
■心筋梗塞

 


(急激に血圧が低下した場合)
■脳貧血によるめまい→溺れる可能性大

 

 


いずれの場合も、発見・対応が遅れると死に至る可能性があります。
このような状況に遭遇したら、すぐに救急車を呼びましょう。




ヒートショックの影響を受けやすい人

 

以下の人は、ヒートショックの影響を受けやすいと言われています。

■65歳以上である
■高血圧・糖尿病・動脈硬化などの持病がある


■肥満気味である
■不整脈である


■自宅の脱衣所や浴室・トイレに暖房器具がない

■一番風呂に入ることが多い
■熱い風呂が好き

 

 

 

 

 


■お酒を飲んでから入浴することがある

 

 

 




予防法・対策

ヒートショックへの対策・予防法で重要なのは、住宅内の温度差を小さくすることです。
浴室に加え、トイレなども暖かく保つと効果的です。


■脱衣所や浴室、トイレへの暖房器具の設置

冷え込みやすい脱衣所や浴室、トイレを暖房器具で暖めるのが最も効果的です。


■事前に浴槽のふたを開けたり、浴室の床や壁に温かいシャワーをまくなどして、浴室を暖めておく。

脱衣所と浴室との温度差をなくしましょう。


■入浴時の温度設定を41℃以下に

お湯の温度を温めすぎないことで、急激な血圧の変化を防ぎます。

■ヒートショックの影響を受けやすい人は、一番風呂を避ける

一番風呂はお湯が熱く、浴室がまだ寒い状態なので、ヒートショックを起こしやすいです。入浴の際はかかり湯をしてから浴槽に入りましょう。


■ひとりでの入浴を控える

高齢者の入浴などの場合、可能であれば家族による適切な見守りを行いましょう。


■夕食前・日没前の入浴

日中は日没後に比べ、外気温が比較的高く、脱衣所や浴室がそれほど冷え込みません。


■食直後・飲酒時の入浴を控える

食後1時間以内や飲酒時は、血圧低下を起こしやすいので、入浴を控えた方がよいでしょう。


ヒートショックが冬場に多いのは、「熱いお湯に浸かる日本の入浴文化」によるものであるとも考えられています。
寒くて体が冷えがちな冬は、1日の終わりにお風呂で体を温めて、湯船にゆっくり浸かる時間も大切ですが、温度差が招く危険と隣合わせであることを忘れてはなりません。
予防法・対策については、できるところから日常生活に取り入れ、高齢者や持病がある方と同居している場合は、ご家族の方が、定期的な声掛けや、本人に注意を促すなどしヒートショックによる事故を防ぎましょう。




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健康情報を更新しました 「1月に多い事故について」

今月の健康情報は「1月に多い事故について」です。

 

1月に多い事故について

1月は、飲酒やお餅による事故など、この時期の行事が原因となる事故の報告が増える時期でもあります。
寒さと乾燥が厳しくなり、暖房器具による事故や、地域によっては積雪による転倒被害なども。
今回の健康情報のテーマは「1月に多い事故」についてご紹介いたします。

お餅などによる、窒息事故

年末年始は餅付きのイベントに参加したり、お餅を食べる機会が増えると思います。この時期に必ず報じられるのが窒息事故です。窒息事故は調理方法の工夫や食べ方などで、ある程度予防することが可能です。
高齢者や小さな子どもが食べる際には、特に注意が必要です。


窒息を招く恐れのある食品

昔から「お餅」は、よく喉に詰まる食べ物として知られていますが、厚生労働省の調査では、ごはん・パン・お粥にいたる穀類が最も多く、その次に、あめやだんご、カップ入りゼリーなどの菓子類が注意が必要な食品であるということが明らかになっています。

【窒息事故例の主な原因食品】
・もち
・ご飯(おにぎり含む)
・パン
・だんご
・お粥
・あめ
・カップ入りゼリー


厚生労働省HP
「食品による窒息の現状把握と原因分析」参照

予防方法

・一口で食べやすい大きさに切っておく。
・急いで飲み込まず、ゆっくりとよく噛む。
・飲み込まないうちに、次の食品を口に入れない。
・食事の際は、お茶や水などを飲んで喉を湿らせる。
・食事中は、歩き回ったり寝ころばない。
・高齢者や小さな子どもが食事をする際は、目を離さないようにする。


対処方法

何らかの食品を喉に詰まらせ呼吸が出来ない状態を発見した場合、すぐに救急車を手配します。
次に、異物の除去を始めます。当人に呼びかけを行い、意識がある場合は可能な限り咳をさせましょう。
咳をすることで異物を喉から除くことができます。
もしも咳が出来ない場合や異物が出てこない場合は、背部叩打法(はいぶこうだほう)を行います。


【背部叩打法(はいぶこうだほう)】
気道に異物が入ったとき除去する方法の一つ。
1.頭を体より低くさせる。
2.背中をたたきやすいように、窒息者の横(後ろ)に回る。
3.手のひら全体で背中(肩甲骨)を強く、素早く何度も叩く。
※1歳未満の子どもにも可能



積雪による転倒事故

雪の降った翌朝などは路面が凍結しているため、転倒事故による骨折が増加します。
特に高齢者は、転倒による骨折が寝たきりや介護の原因となることもあり、「要介護」となる原因の1割近くを占めています。
天気によっては、不要な外出は避けるなどして、十分に注意しましょう。



暖房器具による事故やけが

冬は灯油、電気、ガスを使った暖房器具の使用が増えます。これらの製品は扱い方を間違えると、重大な事故につながる恐れがあります。いつも使用しているものだからと油断せず、使用する際は細心の注意を払いましょう。

電気ストーブ

毎年多くの事故が報告されているのが「電気ストーブ」です。火を使わないので、気持ち的な油断ができやすく、カーテンなどの近くに置いたり、衣類を乾かすために使用し、接触することで火が出て大惨事を引き起こします。


■注意点

・周囲に可燃物を置かない。
・衣類を乾かすために使用しない。
・目の届くところに置く。
・使用しないときは、コンセントを抜いておく。


灯油暖房器具

使用時に一酸化炭素が急激に増加し、中毒になる恐れがあります。無臭のため気付きにくく、一酸化炭素中毒で死亡するケースもあるので注意が必要です。


■注意点

・換気は小まめにおこなう。(1時間に1回程度)
・スプレー、カセットボンベなどの可燃物を近くに置かない。
・灯油は長い時間保管しておくと変質し酸化劣化するため、管理に注意する。
・火をつけたまま給油し、灯油がこぼれ引火する事故も多いため、必ず火を止めてから給油を行う。


湯たんぽ・電気あんか・カイロ

40~50度で比較的温度が低い場合でも、皮膚に長時間触れていると低温やけどを起こします。低温やけどは皮膚の深いところで起きるので治りにくい場合があります。


■注意点

・湯たんぽなどを使用する場合は、直接肌に当たらないように厚手のタオルなどで包んで使用する。
・使い捨てカイロを使用する場合は、就寝時の使用は避け、直接肌に貼るなどの行為もやめる。
有効期限の切れたものは、温度変化に注意する。





今回ご紹介した事故は一例です。
ちょっとした気の緩みが、重大な事故を招く場合もありますので、普段から、気を付けて生活しましょう。


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健康情報を更新しました 「急性アルコール中毒」

今月の健康情報は「急性アルコール中毒」です。

 

急性アルコール中毒

これから年末年始にかけて、成人の方は何かとお酒を飲む機会が増えるのではないでしょうか。
今回の健康情報では急性アルコール中毒について取り上げ、お酒の正しい知識と付き合い方についてご紹介したいと思います。

急性アルコール中毒とは


短時間に多量のアルコールを摂取することによりアルコール血中濃度が上がり生じる中毒のことです。運動機能に障害が出たり、一時的な意識障害に陥ることがあります。一般的には「酩酊(めいてい)」以上の状態にあることを指します。

【酩酊状態とは】
血中濃度0.1%~0.3%程度。理性をつかさどる大脳皮質の活動が低下すると、本能や感情をつかさどる大脳辺縁系の活動が活発になり、軽い酩酊状態となる。やがて小脳にまで麻痺が広がると運動能力に影響が出て、足元がふらついたりする他、呼吸が早くなったり、吐き気を感じるようになる。

血中濃度による「酔い」の状態分類



主な症状

以下のような症状が出た場合には、注意が必要です。
周囲にそのような症状の人を発見した場合には、すぐにアルコールの摂取をとめ、手当を行なったり、場合によっては救急車を呼ぶなどの対応を取りましょう。

■頭痛・吐き気
■悪寒・震え
■呂律(ろれつ)が回らない・歩行困難
■呼吸回数の減少
■意識低下・痙攣・失禁など



対処法・治療法


急性アルコール中毒の症状がある場合は、まずは近くの人が応急手当を行いましょう。
症状の度合いに応じて医療機関を受診させましょう。
症状の判断や詳しい治療の内容については担当医師にお尋ねください。


対処法・治療法の一例

■頭痛・吐き気がある場合
症状が軽度な状態である場合は、飲酒をストップさせ、水分補給をするよう促しましょう。
自分でムリに吐こうとしたり、意識がもうろうとしている人を吐かせるのは絶対にやめましょう。嘔吐物が逆流し、喉に詰まって窒息したり、消化管が裂けて出血する可能性があります。

■身体を温め経過観察
アルコールを解毒する薬はないため、軽度な症状であれば自然にアルコールが抜けるのを待つことになります。「泥酔」以上の状態になれば、血圧が下がり、低体温症を引き起こす場合があります。低体温を防ぐために毛布などで身体を温め、経過を観察します。

水分を補給させる場合は、冷水ではなく、人肌程度の白湯が効果的です。


■医療機関にて点滴を行う
多くの病院で実施されているのが、アルコールを体外へ排出させるための点滴(輸液)と、利尿薬の投与です。回復の様子を見ながら、適宜点滴量を加減していきます。
脱水症状を緩和する時にも点滴が行われます。
症状が軽度~中程度であれば、点滴のみで回復することが多いと言われています。


■入院治療
重度の場合は、入院による経過観察が必要となる場合があります。
重篤な状態で呼吸困難に陥っている場合は、気道を確保するために気管内挿管を行います。
その他、意識障害の原因に応じた処置を行います。




アルコールと上手に付き合うために

楽しい雰囲気を一変させる「急性アルコール中毒」。
自分が「ならない」、他人を「させない」ために以下のポイントに注意しましょう。

■飲めない人は事前に、飲めない体質であることを周囲に伝えておきましょう。
体質的に飲めないタイプの人は、練習でお酒の耐性がつくわけではありません。
周囲に合わせてムリに飲もうとすることはやめましょう。

■一気飲み、飲酒の強要は絶対にいけません。
一気飲みは血中アルコール濃度が一気に上昇する危険行為です。
他人への強要も事故に繋がる元です。絶対にやめましょう。
また、万が一勧められた場合は、断りましょう。



■ゆっくり食事を楽しみながら飲みましょう。
最初の30分間は血中アルコール濃度が上昇し始める時間です。この時間は出来
るだけゆっくり飲むように心がけましょう。胃が空っぽの状態でお酒を飲むと、胃の粘膜を傷つけたり、吸収を早めることになります。食事もしっかり取るようにしましょう。

■水分補給を忘れずに
お酒=水分補給ではありません。適宜、お水や炭酸水などを取り入れましょう。ウイスキーや焼酎などの、アルコール度数の高いお酒を飲む場合は、水で割るかチェイサーを用意し、お酒の濃度を調整しましょう。

■自制心を忘れずに
飲み過ぎてブレーキが利かなくなる人がいますが、そういう人は要注意!お酒で失敗したことがある方は、過去の苦い経験を思い出し、自分にストップをかけるようにしましょう。

お酒は上手に付き合えば、決して悪いものではありません。
各自節度を守り、安全で楽しい飲み会になるよう、心がけましょう。

※未成年者の飲酒は法律で禁止されています。周囲の大人は、未成年者の飲酒を防止し、その機会を見過ごしてはいけません。






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健康情報を更新しました 「ご存知ですか?「セルフメディケーション税制」」

今月の健康情報は「ご存知ですか?「セルフメディケーション税制」」です。

 

ご存知ですか?「セルフメディケーション税制」

「セルフメディケーション税制」という言葉を知っていますか?
これは、平成29年1月1日から開始される新たな制度で、購入した市販の医薬品(スイッチOTC医薬品)について1年間の購入金額に応じて、所得控除を受けることができるというものです。

セルフメディケーション税制とは


対象となるスイッチOTC医薬品の年間購入額が1万2,000円を超え、本特例の適用条件を満たす一定の取り組みを行った方に適用される所得控除のことです。



スイッチOTC医薬品ってなに?

医療薬から市販薬(ドラッグストア等で購入可能な薬)に転用された医薬品のことです。

対象となる医薬品の例

・かぜ薬
・胃腸薬
・鼻炎用内服薬
・水虫・たむし用薬
・肩こり、腰痛、関節痛の貼付薬など


※上記薬効の医薬品の全てが対象となるわけではありませんのでご注意ください。



どのような場合に申請できるの?

以下の条件すべて満たせば、申請対象となります。

①所得税、住民税を納めている。

②1年間(1~12月)に健康の維持増進および疾病予防の取り込みとして、以下のいずれかを受けた方。

・特定健康診査
・予防接種
・定期健康診断
・健康診査
・がん検診

③ご自身・または生計を共にする配偶者その他の親族に係る一定のスイッチOTC医薬品を、1年間(1~12月)で、1万2,000円以上購入している。

控除対象金額

年間購入金額が1万2,000円を超えるときは、その超えた部分の金額(申請者の扶養家族分を含む、上限8万8,000円)が対象

期間

平成29年1月1日から平成33年12月31日までの間



申請の流れ

以下の手順で申請が可能です。

①ドラッグストア等で薬を購入し、レシート(領収書)をもらいます。
※申請時に必要となるので、すぐに捨ててしまわないよう要注意!

②現行の「医療費控除制度」同様、確定申告時に課税所得から控除される金額を差し引いて確定申告を行います。その際、レシート(領収書)を提出しましょう。

例)
年間¥20,000分の対象医薬品を購入した場合
¥20,000-¥12,000=¥8,000が課税対象の所得税から控除されます。
※年間¥100,000以上購入した場合は、上限の¥88,000が控除されます。

③指定の口座に還付金が振り込まれます。

※セルフメディケーション税制の適用を受ける場合には、従来の「医療費控除制度」との併用はできません。ご自身のその年の医療費と相談し、どちらで申請するか判断しましょう。



なぜこのような制度がはじまるの?

平均寿命が延び続ける現在、セルフメディケーションという考え方が広まってきています。

セルフメディケーションとは

健康管理を自身で行うことで、健康に対する意識を高め生活習慣病等を自身の力で予防することを目的としています。

例)
・健康管理として、不足していると考えられる栄養素をサプリメントなどで補う。
・軽度の症状の緩和や予防として、一般用医薬品を使用し、治療を行う。
→転んでケガをした際、自ら消毒をし、絆創膏を貼る処置を行った。

セルフメディケーションの効果

■日常的な医療管理に繋がる
■医療や薬の知識が身につく
■医療機関利用のための手間と費用を省くことができる
■医療機関に対する過負荷(医師の過労や、「3分間診療」など)の軽減

※3分間診療・・・医療機関を受診し長時間待たされたとしても、医師に診察してもらえるのはたったの3分程度であるという例え



これからの時代、『自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること』が求められるようになってきます。
自ら考え、行動し、自身の健やかな生活を守っていきましょう。


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健康情報を更新しました 「乳がん」

今月の健康情報は「乳がん」です。

 

乳がん

胸のしこりや痛み、違和感を感じたとき、あなたが一番心配に思うことは「もしかして乳がんかも…?!」ということではないでしょうか。
乳がんは世界的にみても女性に多く発症するがんと言われています。日本人女性のうち、乳がんを発症する割合は約20人に1人と言われており、また、乳がんで死亡する女性の数は年間約1万人弱とされています。
10月はピンクリボン運動月間です。今回の健康情報では「乳がん」についてご紹介したいと思います。

ピンクリボン(Pink ribbon)とは、乳がんの正しい知識を広め、乳がん検診の早期受診を推進すること、などを目的として行われる世界規模の啓発キャンペーンのこと。


乳がんとは

乳房の中には、乳汁をつくり、分泌するための乳腺組織があります。
乳がんとは「乳腺」から発生する癌で、脂肪からは発生しません。
他のがん同様に細胞の遺伝子異常の蓄積によって発生することが分かっています。また、発生・進展ともにホルモンに依存している点が特徴です。大人の女性の乳房は、乳頭を中心に乳腺が放射状に15~20個並んでいます。



乳がんの症状

乳がんの発見につながる症状として「胸のしこり」がよく知られていますが、
その他にも色々な症状があります。「おかしいな!?」と感じたら、すぐに医師に相談しましょう。

こんな症状ありませんか?
■乳房の皮膚の陥没、えくぼ、ひきつれ
■脇の下の腫れやしこり
■乳房のしこり
■乳頭からの分泌物
■乳房の発赤や痛み
■乳頭・乳輪の湿疹・びらん


乳がんが小さいうちは、これらの症状が見られないことがあります。特に気になる症状がなくても、定期的な乳がん検診を受けることは大切です。



乳がんの原因

乳がんの原因として他のがん同様に細胞の遺伝子異常の蓄積によって発生することが分かっています。また、乳がんには以下のリスクファクターがあるとされています。

■初産年齢が高い
■出産歴がない/授乳歴がない
■初潮が早い/閉経が遅い
■ホルモン補充療法を長期間受けている
■家族に乳がんや卵巣がんになった人がいる
■子宮体がん、卵巣がんに罹ったことがある/乳がんや異型などの乳房良性疾患の既往
■飲酒量が多い/肥満気味である



乳がんの罹患率と死亡率

乳がんは、日本人女性のがんの中で一番多いがんです。女性のがん罹患率(りかんりつ)は、30歳代から徐々に増えはじめ、40歳後半~50歳前半にピークを迎えます。また、2015年には、乳がんが原因で亡くなった方が、13,584万人に上り、1980年代と比べ3倍以上になっていることが、厚生労働省の調査で明らかになっています。

では、なぜ、乳がんを患う女性の割合が増加してきたのでしょうか?



乳がん増加の背景

日本では今、乳がんが急増しています。その背景として①食生活の欧米化による肥満、②女性の社会的進出に伴い増加傾向にある、高齢出産や出産を経験しないということがあげられます。

原因:① 食生活の欧米化による肥満の増加

食生活の欧米化で肥満の女性が増加

脂肪に蓄えられる女性ホルモンの量が増え、過剰に


皮下脂肪はエネルギーだけでなく、エストロゲンなどの女性ホルモンを蓄えています。脂肪の増加は女性ホルモンの過剰な蓄積を招くリスク要因です。


原因:② 出産の高齢化及び出産経験なし

女性の社会的進出等により未出産・高齢出産の割合が増加

乳腺が長期間エストロゲンの影響を受け発がんが促進


未婚女性は既婚女性に比べ、乳がんのリスクが高いことが世界各国の研究で認められており、乳がん死亡率は既婚女性の3.7倍と報告されています。また、初潮の低年齢化や高齢出産、閉経年齢の高齢化なども原因のひとつと考えられています。



早期発見の重要性・定期検診のすすめ

「乳がん」と聞くと、とても怖いイメージがあると思います。「抗がん剤治療」「乳房全摘」「生存率」「再発の不安」・・・・など、様々な不安が脳裏を過るかもしれません。
しかし、乳がんは早期発見・治療を行い、適切な対応をとることで、上手に付き合っていくことのできる病気であり、治療法についても、色々な手段を選べる時代です。

そのためにも、セルフチェックや定期検診を積極的に受けることをオススメいたします。

検診のメリット

①救命効果
最大のメリットは、早期発見・早期治療による救命です。

②早期のがんを発見
何らかの症状があり外来を受診した場合には、進行した乳がんが見つかるケースが少なくありません。
何の自覚症状もない方にがんが見つかった場合、そのがんは、まだ救える可能性の高い早期がんである可能性が高いのです。

③その他の病気を発見できる場合がある。
検診を行うことで、がんになる前段階の病変が見つかることもあります。病変が見つかった場合でも、経過観察を行い、必要に応じて治療をすることで、「がん化」を防ぐことが可能です。

早期発見のために

■月に一度のセルフチェック
普段から、自分の胸の状態を見て触って知っておくことで、些細な変化に気付けることがあります。

■乳がん検診を受けましょう
40歳を迎えたら、2年に一度、乳がん検診を受けることが国の指針で進められています。
まだ規定の年齢に達していない方も、ご自身のことですので、検診を受けましょう。



乳がんは、全ての女性に起こりうる病気の一つです。
少しでも気になることがある場合は、一人で悩まずに、まずは家族や医師に相談しましょう。




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健康情報を更新しました 「秋の食中毒にもご用心」

今月の健康情報は「秋の食中毒にもご用心」です。

 

秋の食中毒にもご用心

食中毒とは、食中毒の原因となる細菌やウイルスが付着した飲食物を食べた結果生じる健康被害です。
食中毒は梅雨時期~夏場に多いと思われていますが、実は秋(9月~10月)にも多く発生します。
涼しくなり、食品の保管方法に関する注意が緩んでしまったり、行楽シーズンや運動会など、屋外で飲食する機会が増えることが原因としてあげられます。また、夏バテによる免疫力の低下も原因の一つとして考えられます。


主な症状

食後、早ければ数時間~1日程で寒気や発熱、嘔吐、下痢などを発症します。
症状が重い場合には死に至る場合もあるので、適切な処置が必要です。



原因

食中毒を引き起こす主な原因は、「細菌」「ウイルス」です。
夏場は、高温多湿により、細菌が繁殖しやすい細菌性食中毒が多く、秋以降~冬場にかけては生カキや魚介類によるウイルス性食中毒が多くみられます。

細菌 高温度や高湿度などによって食べ物の中で増殖し、それを食べることで引き起こします。 O-157
サルモネラ菌
ウイルス ウイルスは自ら増殖しませんが、体内に入ると、腸管内で増殖し、食中毒を引き起こします。 ノロウイルス
その他 「自然毒」や「科学物質」などにより発生します。 毒キノコ、フグ
殺菌剤など



食中毒を起こしやすい食品と菌の種類

食中毒を起こしやすい食品としては、生鮮食品が第一にあげられます。
肉類や魚介類、卵、およびその加工品などで、特に加熱していない料理に多くみられます。

また、弁当などでつくりおきした食品も保管方法により原因になることがあります。
秋ごろに多い食中毒の原因菌として報告されているものは以下の通りです。

■腸炎ビブリオ…生で食べる刺し身やすしなどに多い。
■ボツリヌス菌…真空パック入り食品、ビン詰めや缶詰の食品、発酵食品に多い。
■セレウス菌…チャーハン、おにぎり、仕出し弁当など。
■ブドウ球菌…人の手を介して感染するため、おにぎり、すしなどに多い。



治療法

治療法は病原体により異なります。

ウイルス性の場合は特効薬がないため、対症療法となります。
脱水症状を防ぐため、経口補水液などでこまめに水分を補給してください。
また、胃腸に負担のかからない食事をとるよう心がけましょう。


症状が重い場合や、改善が見られない場合は、早めに医療機関を受診し、主治医にご相談ください。





ご家庭でのケア

食中毒の予防には原則があります。「菌をつけない」「菌を増やさない」「菌を殺す」です。

菌をつけない ・こまめに手洗いをしましょう。
・清潔な環境で調理、食事をしましょう。
菌を増やさない ・食事や食材を長時間放置してはいけません。
・調理した後はすぐに食べましょう。
菌を殺す 十分な加熱や冷却で菌を殺したり、増殖させないようにしましょう。



気になる症状が見られたら、すぐに医師に相談し、早めに受診しましょう。


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健康情報を更新しました 「伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)<とびひ>」

今月の健康情報は「伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)<とびひ>」です。

 

伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)<とびひ>

伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)<とびひ>は湿疹などを掻いた傷口に連鎖球菌などの細菌が感染して起きる皮膚炎です。炎症が広がる様子からとびひと呼ばれます。

水疱、びらんを特徴とする水疱性膿痂疹(すいほうせいのうかしん)と、厚い痂皮(かひ)を特徴とする痂皮性膿痂疹(かひせいのうかしん)に大別されます。
強い伝染性があり子どもの場合、幼稚園や保育園、プールなどで感染することが多い病気です。大人でも感染するケースがあるため、注意が必要です。


水疱性膿痂疹(すいほうせいのうかしん)

原因となる細菌

黄色ブドウ球菌
健康な人の皮膚の表面や鼻の中にいる常在菌。

主な症状

できやすい部位

かかりやすい季節

主として夏
(暖房の普及で冬場でも見られる)

かかりやすい年齢

7歳未満の乳幼児



痂皮性膿痂疹(かひせいのうかしん)

原因となる細菌

化膿連鎖球菌
健康な人の皮膚の表面や鼻の中にいる常在菌。
A群β溶血性連鎖球菌(溶連菌)とも呼ばれる。

主な症状


できやすい部位

かかりやすい季節

季節に関係なし

かかりやすい年齢

年齢に関係なく大人でも発症



治療法

原因となる細菌を退治します。症状が重くならないうちに治療を始めると、より早く治ります。
症状に応じて主治医にご相談ください。

薬の種類
効能
形状
抗菌薬 原因となる細菌を退治する。 内服薬
外用薬
抗ヒスタミン薬
抗アレルギー薬
かゆみを抑える。 内服薬
外用薬
亜鉛華軟膏
プロペトなど
創面を保護する。 外用薬
治療中に注意すること
・指示された期間は、きちんと飲み薬や塗り薬を使用しましょう。
・患部を清潔に保ちましょう。(入浴時は患部をそっと洗います)
・治療の開始当初は、湯船に入るのは避けて、シャワーを使いましょう。
・医師の許可がない限り、湯船・プールは控えましょう。



ご家庭でのケア

■清潔に保つことが第一です。
■普段から爪などは短く切り、手洗い、入浴などをしっかり行いましょう。
■家族に感染者がいる場合は、湯船を入れることを控え、タオルや衣類は共有しないようにしましょう。
■感染性が高いので、早めに受診しましょう。

これからの時期は
・汗をかきやすく不潔になりやすいこと
・あせもや虫刺されが増えること
・高温多湿で菌が増殖しやすいこと
などの原因により、伝染性膿痂疹<とびひ>が流行しやすくなります。



気になる症状が見られたら、すぐに医師に相談し、早めに受診しましょう。


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