健康情報を更新しました 「健康な体作りのための運動をしていますか?」
今月の健康情報は「健康な体作りのための運動をしていますか?」です。
健康な体作りのための運動をしていますか?
皆さんは健康な体作りのための運動をしていますか?
秋は気候も穏やかでスポーツに最適な季節です。
今回の健康情報では、運動不足が招く病気や、適切な運動の方法についてご紹介します。
体には体温を一定に保つ機能があり、外気温に対し、エネルギーを発散し体温を調整しています。
夏は暑いので、発散されるエネルギーが少なく、冬は寒さで体温が下がらないよう、エネルギーを多く放出して熱を保ちます。
このようなエネルギーの働きを基礎代謝といい、この基礎代謝が高いほどエネルギーをたくさん必要とするため、太りにくく痩せやすい体になります。
これからの時期は、「運動の秋」とも呼ばれ、特に9月~11月は、運動によって代謝を高めるのに1番最適な時期と言われています。
また、運動をすることでさらに基礎代謝が上がり、ダイエットの効果も出やすくなります。
現代は、本来使うべき体の機能を使わずに生活ができてしまっているため、体を動かすことが激減し、ほとんどの人が運動不足になりがちです。
WHO(世界保健機関)は、運動不足が原因で命に関わる病気にかかるリスクが高まっている成人が、世界で14億人余りに上るとの研究結果を発表しています。
また、日本人の運動不足の人の割合は約40%で、世界平均を上回る結果であるということもわかっています。
特に男性よりも女性の方が運動不足の傾向にあり、運動の機会が減っている原因としては、以下の要因があげられています。
・長時間労働やデスクワーク
・交通機関の発達
・スマートフォンの普及など
運動不足は、筋力や体の機能を低下させ、以下のような病気の発症リスクを高めます。
・肥満
・生活習慣病(糖尿病・高血圧・脂質異常症)
・心臓病
・ガン
・認知症
・精神疾患など
健康のためには運動習慣が大切と、ランニングなどに取り組む人は増えています。その一方で、張り切りすぎがたたり、筋肉痛やアキレス腱などの炎症、捻挫・肉離れ、関節痛などスポーツ障害を起こす人も多くいます。
激しい運動は、心臓や体に負担をかける場合もあり、キツイうえに疲れやすく、三日坊主になりやすいというデメリットもあります。
体のためには、以下のような「長く続けられる軽めの運動」を行うことが大切です。
・ウォーキング
・簡単なエクササイズ
・軽いサイクリングなど
運動は長く続けることが肝心です。3日空けると効果が薄れるため、2~3日に1回のペースで行いましょう。3ヶ月続けると、血中脂質などの数値が変化することがわかっています。
また、1日15分以上の運動で病気の発症率は低下するため、1日15分以上の運動を行いましょう。
息が軽く上がり、じんわり汗ばむ程度が目安です。
運動不足の解消は、病気になりにくい体を作るだけでなく、心のバランスも保ちます。
日頃から運動の大切さを意識し、自分のできるところから日々の生活に少しずつ取り入れていきましょう。
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健康情報を更新しました 「「救急の日」について知っていますか?」
今月の健康情報は「「救急の日」について知っていますか?」です。
「救急の日」について知っていますか?
皆さんは「救急の日」について知っていますか?意外と知られていませんが、とても大切な日なんです。
今回の健康情報では、救急の日についてご紹介いたします。
「9(きゅう)9(きゅう)」の語呂合わせから、この日を救急の日といいます。
昭和57年(1982年)に厚生労働省によって定められました。
救急の意味について考えたことはありますか?
救急とは、急に大変なことが起こった時にそれを救うこと。
特に、急病人やケガをした人に対し応急の手当てをすることを指します。
もしも、身の回りで急に誰かの具合が悪くなったり、大ケガをしている場面に遭遇してしまったら、あなたはどうしますか?
そのような場面に遭遇したら、まずは落ち着いて状況を確認しましょう。
一刻も早く病院に行った方がよさそうな時には救急車を呼びます。
救急車を呼んで、急病人を助けることはとても大切ですが、救急車は本当に困って大変な時にしか呼ぶことができません。
最近では、以下のような問い合わせが増えていて、本当に救急車を必要としている人のもとへ到着するのに時間がかかってしまうという現状があるようです。
・ちょっとしたケガしかしていないのに救急車を呼ぶ
・タクシー代わりに呼ぶ
・ゴキブリが出たから救急車を呼ぶ など
一人一人の心掛けが大切です。救急車を呼ぶ必要があるのかどうか、一度考えてから次の行動をとるようにしましょう。
では、救急車を呼ぶ必要はないけど、急に病気になったりケガをしてしまった場合はどうしたらよいのでしょう?
急に鼻血が出ると、ちょっとドキッとしてしまいますよね。
鼻血が出たときは下を向きましょう。
鼻と口は繋がっているため、上を向くと鼻血が鼻から喉を通って口の中に流れ込んでしまいます。
血を飲み込むと気持ち悪くなったり、時には吐いてしまうこともあります。
もしもお子さんが「血の味がする」と言ったら、ティッシュなどに吐き出すよう伝えましょう。
横になることは控え、鼻血が止まるまでは、座って下向き姿勢でいるようにしましょう。
また、止血するためにはティッシュではなく脱脂綿を使いましょう。
(どんなに柔らかいティッシュであっても、出血している粘膜には刺激が強く、抜き差しの時に再出血する可能性があります。)
擦りむいたりしてケガをした時、皆さんはどのように対処していますか?
消毒液でしっかり傷口を消毒するという方もいらっしゃるかと思います。
しかし、最近は「傷口を洗うだけでOK」という考え方が広がっています。
その理由は、消毒液は悪い菌だけでなく、体に必要な良い菌まで殺してしまい、逆に傷の治りを妨げてしまうことがあるためです。
一番大事なことは、傷口にばい菌を残さないことなので、しっかり水道水で洗うようにしましょう。
以下のような傷の場合は、医療機関を受診しましょう。
・えぐれるような傷や傷口の範囲が大きい
・傷が深い(パカッと割れている)
・釘やガラスが刺さってしまった
・(動物に)噛まれて出血している、何でケガをしたか不明
・顔に傷ができた
お子さんの急な発熱。熱があるのに元気な時と、ぐったりしている時・・・どちらも心配ですよね。
・寒気がない場合は、体を冷やしましょう。(クーリング)
・水分補給をこまめに行いましょう。
・感染症の可能性もあるため、できるだけ保育室ではない場所で静かに遊べる工夫をしましょう。
・寒気、震えがない場合は、体を冷やしましょう。(クーリング)
・寒気があり、震えあがる場合は、服や掛けもので寒さをやわらげてあげましょう。
・水分補給をこまめに行い、安静にしましょう。
・高熱が出て元気がない時は、なるべく静かな場所で横に寝かせてあげましょう。
救急の場合は救急車を呼ぶのも大事ですが、本当に必要かの見極めが大切です。
可能な限り、ご家庭で応急処置を行い、経過を見て医療機関を受診するようにしましょう。
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健康情報を更新しました 「夏こそ太りにくい食生活を意識しましょう」
今月の健康情報は「夏こそ太りにくい食生活を意識しましょう」です。
夏こそ太りにくい食生活を意識しましょう
8月は夏の暑さで食欲が落ちたり、逆にスタミナを摂り過ぎて、体重の増加(夏太り)を招いたりと食生活が乱れがちな季節です。
今回の健康情報では、夏太りを防ぐために気を付けたい食事法や、日常の習慣についてご紹介します。
夏は「スタミナを摂ろう!」とばかりに、高カロリーな食事を選ぶ人がいますが、 夏は代謝(摂取したエネルギーを体内で消費する活動)が低下しているので、高カロリーな食事ばかりを摂れば、当然体重の増加につながります。「カロリーが多い =スタミナがつく」わけではないのです。
また一方では食欲が落ち、「食べやすいものや冷たいものを食べよう」と、そうめんや冷や麦といった麺類ばかり食べてしまうという人も多いかと思います。一見太らなそうですが、摂取しているのはほぼ炭水化物とカロリーですし、冷たい麺が体を冷やし、よけいに代謝を下げてしまうという面もあります。
この時期の冷たいものといえば、かき氷やジュース・アイスなどを食べる機会も増えるのではないでしょうか?冷たい食べ物は甘さやくどさを感じにくいため、糖分・脂質過多に陥りやすく、これも注意が必要です。
夏は暑くて汗をたくさんかき、普段よりも食欲が落ちてしまう人も多いので、痩せるというイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか?
しかし実際は、そんなことはありません。夏にかく汗は、体温調節のためのものであるため、実際はほとんどカロリーを消費していないのです。
ところが、少し動くだけですぐに汗をかいてしまうので、なるべく動かないようにしようという意識が働き、知らないうちに運動不足に陥ってしまいます。
また、多くの人が冷房の効き過ぎた職場や外出先などの屋内で長時間を過ごしています。
しかし、一歩外に出ればめまいのしそうな猛暑。この気温差が、私たちの自律神経を乱し、その影響でホルモンの働きのバランスが崩れ、代謝が低下してしまうのです。
そもそも気温が高く、自ら体温を上げる必要のない夏は、基礎代謝も下がりがちです。
代謝が落ちれば、当然太りやすくなってしまいます。
普段の生活習慣や体質、夏の過ごし方についてチェックしてみましょう。
チェックが多いほど、自律神経を崩しやすく、夏太りしやすい傾向にあります。
□ 冷房の効いた室内で長時間過ごすことが多い
□ 冷え性である
□ 夏はスタミナをつけるため、カツ丼・ステーキなどの高カロリー食を意識的に食べている
□ 夏の夕食は、ビール&揚げ物というパターンが多い
□ 夏は食欲がないので、食べられるものだけを食べている
□ 普段からシャワー、もしくは夏はシャワーで済ませる
□ エレベーターで移動することが多く、階段はめったに使わない
□ 普段から、冷房の効いた車や電車での移動が多い
□ 夏は暑いので、できるだけ体を動かさない
□ 寝る直前までスマホやテレビを見ていることが多い
夏太りを防ぐためには普段の生活のちょっとした心がけが大切です。
暑いからといって極端な食生活に走ることはやめ、胃に負担の少ない良質のタンパク質(肉類、魚、大豆製品、卵など)やビタミン類(野菜、果物など)をバランスよく摂るようにしましょう。
また、夏野菜には体内にこもった熱を除去し、調子を整えてくれる作用があるため、食欲がなく、冷たいものを摂取したい場合にオススメです。
暑い夏場は汗をかくし湯船になんて浸かりたくない、と思うかもしれませんが、湯船に浸かると基礎代謝のアップにつながります。ぬるめのお湯に10~20分程度を目安に浸かるのがオススメです。
こうすることで身体がリラックスして次第に副交感神経が優位になり、自律神経のバランスが整います。温浴効果で血液循環も良くなり、代謝も上がります。
冷房の効いた部屋に長時間いる行為や、運動不足は、リンパの滞りを招きます。リンパが滞ると体がむくみ、夏太りの一因になります。また自律神経の乱れにもつながります。
お風呂上がりや、日常のすきま時間を利用して、手のひらで末端から心臓に向けて、やさしくなでるようにマッサージを行うだけでも効果があります。
炎天下での激しいスポーツは危険ですが、例えば屋内の移動時に、階段を使ってみるなどの工夫を心がけてみませんか。時間が取れる場合はプールでの水泳も、暑さが和らぎ、消費カロリーはかなり高いのでオススメです。また、寝る前に軽くストレッチを行うだけでも違います。ストレッチは、消費カロリーは少ないですが、繰り返し行うことによって筋細胞が増え、筋繊維が長く伸びることにより、代謝を上げる効果が期待できます。
今年の夏も猛暑が予想されます。夏場を健康に乗り切るためにも、普段の生活を見直してみましょう。
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健康情報を更新しました 「夏場のかゆみ対策」
今月の健康情報は「夏場のかゆみ対策」です。
夏場のかゆみ対策
肌の露出が多い夏場は、紫外線や汗など皮膚への負担が大きい季節です。皮膚炎の悪化や、かゆみの症状対策に気をつけていますか?
今回の健康情報では、夏場のかゆみ対策についてご紹介いたします。
汗をかいたまま長時間放置しておくことで、ニオイだけでなく、かゆみの原因になることもあります。また、発汗によりじんましんが発生することもあり、細菌繁殖の温床となってあせもの原因になることもあります。
・汗をかいたらすぐに拭き取りましょう。(濡れタオルなどで拭き取るとさらに効果的)
・家に帰ったら汗をしっかり洗い流しましょう。
汗によって肌についてしまうことがあり、それらが原因となってかゆみを伴った皮膚炎(接触皮膚炎)を起こすことがあります。
洗濯の際のすすぎは念入りに行いましょう。
夏は気温の上昇に伴って、洋服もだんだん薄着になっていきます。しかし、夏の日差しはとても刺激が強く肌の露出には注意が必要です。強い紫外線の刺激によって、日光過敏症や日光じんましんなどを引き起こすこともあります。
また、過度に強い紫外線を浴びることで皮膚がダメージを受け、免疫力の低下や、将来的に皮膚がんを発症する可能性もあります。
長時間野外にいる場合は、上着や帽子をかぶったり、日焼け止めを活用し、紫外線対策を行いましょう。
ただし、日焼け止めが原因となり皮膚炎になる場合もあるので、その際は皮膚科専門医に相談しましょう。
植物や虫などが原因で皮膚トラブルになる可能性もあります。特にお子様には注意が必要な季節です。
山や海のレジャーの際は、虫よけグッズなどを準備しておきましょう。皮膚炎を起こす植物や虫についての知識を備えておくと安心です。
肌に直接触れることが多いネックレスなどのアクセサリーは、汗などで密着しがちです。特にアクセサリーやベルトのバックルなどの金属でかぶれる(アレルギー性接触皮膚炎)こともあるので注意しましょう。
また、下着やストッキングが肌に密着して蒸れ、こすれることで刺激性接触皮膚炎が起こることもあります。
金属が原因でかぶれた場合は、それ以後、同じものを身につけないよう注意しましょう。下着や洋服を選ぶ際は、摩擦が少なく、汗が発散できる素材のものを選ぶと良いでしょう。
冬だけでなく、夏も乾燥に注意が必要です。冷房でエアコンを使用することが多い室内は、実はとても乾燥しています。過度な乾燥が皮膚の水分を奪ってかゆみを増強させる可能性があります。大きな気温の変化もかゆみを引き起こすことがあるため、涼しい室内と炎天下の屋外の出入りの時も注意が必要です。
エアコンの温度を高めに設定し、乾燥に注意しましょう。エアコンばかりではなく、扇風機やうちわも活用しましょう。
夏はじんましんやアトピー性皮膚炎の症状が悪化することも多い季節です。じんましんは、夏バテなどの疲れがきっかけで起こることもあるので、体調管理にも気を付けましょう。
通常の治療をしっかり行うことが基本です。加えて汗や紫外線の刺激から皮膚を守ることが大切です。また、夏場でもお風呂上がりの保湿ケアは重要です。保湿剤を塗って、肌を健やかに保ちましょう。
しっかり予防し上手にかゆみをコントロールして、快適な夏を過ごしましょう。
かゆみの症状が悪化する場合は、お近くの医療機関を早めに受診しましょう。
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健康情報を更新しました 「歯の健康を守りましょう」
今月の健康情報は「歯の健康を守りましょう」です。
歯の健康を守りましょう
皆さんは日頃、歯の健康について意識していますか?6月4日~10日は、「歯と口の健康週間」です。
今回の健康情報では、虫歯や歯周病を予防し、健康な歯を保つためのケアの方法などをご紹介いたします。
歯周病とは、細菌感染によって起こる炎症性疾患で、歯肉炎・歯槽膿漏の総称です。
歯周病には、以下のような症状が見られます。進行すると、歯と歯肉の溝(歯周ポケット)が深くなり、歯を支える骨が溶け、歯がグラグラと動くようになります。結果、歯を失う主な原因とされています。
・歯がグラグラする
・歯茎が赤く腫れる
・歯茎から膿がでる
・歯茎がしみる
・歯茎から出血する
・歯石が溜まる
・口臭が気になる
歯周病や虫歯にならないためにも、日頃から以下のポイントに気をつけ、口の中を清潔に保つよう、心がけましょう。
お口の清潔を保つには歯磨きが重要です。「食べたら磨く」習慣を身につけ、毎食後、歯磨きを行いましょう。細菌類がお口の中で繁殖しないようにすることが、虫歯・歯周病予防の基本となります。
自分では取り除くことが難しい歯垢や歯石を除去するためには、歯のクリーニングが必要です。お口のトラブルの早期発見・治療にも繋がるので、かかりつけの歯科医をもち、定期的にお口のケアを受けることも一つの方法です。
健康で丈夫な歯を保つためには、食事の習慣にも注意が必要です。以下にオススメの食材の例をご紹介いたします。
・サクラエビなどの魚介類
・干しシイタケなどのきのこ類
・海藻類
・乳製品
・ニンジン
・かぼちゃ
・レバー
・うなぎ
・レモン
・キウイ
・みかん
・ブロッコリー
・ゴーヤなど
・梅干し
・酢の物など
・繊維質の多い野菜など
・せんべい
・煎り豆
・たくあん
・野菜など
いつまでも健康な歯を維持するためには、日頃からの歯のケアや食生活に気を付けることが大切です。
もし歯の異常を感じたら、放置しておかずに、すぐに歯医者を受診しましょう。
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健康情報を更新しました 「健康診断のススメ」
今月の健康情報は「健康診断のススメ」です。
健康診断のススメ
5月は健康診断が多くの企業などで実施される時期です。
皆さんは、定期的にきちんと健康診断を受けていますか?ご自身の健康管理を続けるためにも健診を上手に役立てましょう。
健康診断には、以下のような種類があります。
労働安全衛生法で1年に1回定期的に健診を行うことが義務付けられていて、診察、尿・血液検査、身体検査、胸部や胃のレントゲン検査などを行います。
内臓に脂肪が蓄積してさまざまな病気になる状態をメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)といい、その該当者や予備軍の方が「特定保健指導」を受けることを目的とした健診です。40歳から74歳までのすべての被保険者および被扶養者に対して実施されています。
人間ドックは、一般健診に比べ検査する項目も多く、詳しい検査の値が出ます。自分に必要なオプション検査を追加をし、さらに高度な検査を行なう事も可能ですが、健康保険の対象外となる場合があります。
ここでは、一般的な各検査項目の一部について、目的や基準値、関連する病気についてご紹介します。
■血圧
高血圧は心筋梗塞・脳卒中を招く動脈硬化や腎臓病などの発症に関係します。早期治療のため、血圧値の異常の有無を調べます。
★要治療:100/160mmHg〜
■血液一般
血液は、全身を巡り、体のすみずみに酸素や栄養を届けると同時に、二酸化炭素や老廃物を回収する役割を担っています。そのため、血液検査の結果には、全身の健康状態がよく反映されます。
項目 | 基準値 | 疑われる病気 |
---|---|---|
ヘマトクリット値 | 男性38.0%~48.9% 女性34.0%~43.9% |
基準値より低い↓ 貧血・出血 基準値より高い↑ 多血症 |
血色素測定 | 男性13.0~16.6g/dl 女性11.4~14.6g/dl |
|
赤血球数 | 男性400~539(×104/mm3) 女性360~489(×104/mm3) |
■脂質
中性脂肪は、体内に貯蓄される脂肪で、体温保持や糖質が不足した際のエネルギー源としての役割があります。その一方で、コレステロールは細胞膜の構成成分で、各細胞に栄養分を届けるために不可欠です。しかし、中性脂肪もコレステロールも、血液中に多くなると、動脈硬化を進める原因になります。
項目 | 基準値 | 疑われる病気 |
---|---|---|
中性脂肪 | 150mg/dl未満 | 基準値より低い↓ 肝硬変・低栄養 基準値より高い↑ 動脈硬化、脂質異常症、膵炎 |
HDL(善玉) コレステロール |
40mg/dl以上 | 動脈硬化、脂質異常症、肝硬変、慢性腎不全、糖尿病、甲状腺機能異常 |
LDL(悪玉) コレステロール |
120mg/dl未満 | 動脈硬化、脂質異常症、肝硬変、腎臓病 |
■尿・腎機能
尿蛋白
腎臓には、不要な物質・老廃物・過剰な塩分を排泄する働きがあり、腎臓に障害があると、通常より多くのたんぱく質が尿中に現れる事があります。
尿潜血
尿の通り道となる腎臓や尿管、膀胱や尿道などのどこかに出血があると、尿中に血液が混ざります。尿潜血は肉眼では見えない血液を検出します。
項目 | 基準値 | 疑われる病気 |
---|---|---|
尿蛋白 | 陰性/陽性 | 腎臓病、その他尿路の感染症・結石、溶血性貧血 |
尿潜血 | 陰性/陽性 | 腎臓・尿路系の炎症・結石・腫瘍、溶血性貧血などの血液の病気、性器出血 |
■代謝系
空腹時血糖
血糖値は食事の前後で上下しますが、通常は一定の範囲内に収まります。絶食後10時間以上の空腹時の血液中の血糖値から病気の有無を調べます。
血清尿酸
尿酸は、プリン体という物質が分解されてできた最終代謝産物です。尿酸が過剰に作られたり、上手に排出されないと、血液中の尿酸値が高くなります。
項目 | 基準値 | 疑われる病気 |
---|---|---|
空腹時血糖 | 110mg/dl未満 | 糖尿病、甲状腺機能亢進症、肝硬変 |
血清尿酸 | 7.0mg/dl未満 | 高尿酸血症、痛風 |
■肝機能
GOT(AST)・GPT(ALT)
GOTは、肝細胞をはじめ、腎臓や心筋の細胞内に多く含まれる酵素で、アミノ酸を作り出し、体の代謝がスムーズに行われるための役割があります。肝細胞に多く含まれるGPTも同様です。
GOTは、肝細胞や心筋の細胞内、GPTは肝臓や胆道に障害があると数値が高くなります。
γ‐GTP(γ‐GT)
γ‐GTPは、肝臓、腎臓、すい臓、小腸などに含まれている酵素です。肝臓の機能にはアルコールや薬剤などを無害化する働きがあります。これを助けるのがγ‐GTです。
お酒を飲み過ぎる人や脂肪分を多く摂取する人は数値が高くなります。
項目 | 基準値 | 疑われる病気 |
---|---|---|
GOT(AST)・GPT(ALT) | 35U/L以下 | 急性・慢性肝炎、アルコール性肝炎、脂肪肝、肝硬変、心筋梗塞 |
γ‐GTP(γ‐GT) | 55U/L以下 | アルコール過剰摂取、薬物摂取、肝臓病(アルコール性肝障害、薬剤性肝障害)、胆道の病気(胆道炎、総胆管結石) |
①検査数値の経年変化を見る
各検査項目の数値が過去からどのように推移しているかをチェックしましょう。
②動脈硬化リスクの重複チェック
複合的に検査項目の結果をみて、肥満・高血圧・脂質異常・高血糖などの動脈硬化のリスクが重複していないか否かもチェックしましょう。
③検査数値の原因を自分なりに振り返る
日頃の生活を振り返り、良かった原因・悪かった原因を考えましょう。
④生活習慣の改善成果を見る目安に
これまでの努力の効果を確認し、あらためて医師や保健師などに相談するきっかけになります。
⑤早期発見・早期治療のチャンス
自分の体に潜む、病気に気付くことができます。
■運動をしましょう
■禁煙をしましょう
■お酒を控えましょう
■塩分・脂質は控えめにし栄養バランスに注意しましょう
■ストレスはためないようにしましょう
■十分な休養をとりましょう
健康診断は、生活習慣の改善や自分の健康状態について正しく知るためにも大切です。
健診結果で要精密・要治療と診断された方は、必ず、早めに医療機関を受診しましょう。
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健康情報を更新しました 「春のメンタルの乱れにご用心」
今月の健康情報は「春のメンタルの乱れにご用心」です。
春のメンタルの乱れにご用心
春は新しい職場や学校・引っ越しなど「変化」の多い季節です。
気温の高低差による体温調節や、環境が変わることでの心の疲労など、急な変化に心と体がついていけずにストレスが溜まり、メンタルを支える自律神経が乱れやすくなってしまいます。
気が付かないうちに、ストレスを溜めすぎないよう注意をしましょう。
普段とは違う、ちょっとした気持ちの変化が現れたら注意しましょう。
・すぐに疲れる、疲れが取れない
・だるさが続く
・何事にも興味が持てない、楽しく感じられない
・寝付きが悪い、よく眠れない
・集中力が続かない
・今までになかったような、ミスを起こす
・気持ちが張り詰めている
・不安な気持ちや心配が頭から離れない
心のバランスを整える為には、以下のことに普段から心がけておきましょう。
毎日の「起床時間」・「就寝時間」・「食事の時間」を、なるべく同じ時間にすることで、生活のリズムを整えることができます。無理をせず、自分に合ったリズムを刻むことが大切です。
ポイントは、ビタミンやミネラルが豊富な野菜や果実が不足しないようにすることです。
旬のものは栄養も豊富で、また、食べる楽しみも大きく膨らみます。
疲労回復や緊張緩和によい食材を積極的に選ぶとよいでしょう。
<食材の一例>
心身の疲労回復…ヤマイモ、ブロッコリー、ナッツ類など
緊張緩和…シュンギク、豆腐、チーズ、ココアなど
せっかくの休日は、朝から早起きをして遠出をするのも良いですが、心と体の休息の為には、何もしない、のんびりした時間もたまには必要です。プライベートも忙しくし過ぎないように気をつけ、読書や散歩をしたり、映画や音楽鑑賞をするなど自分なりのリラックス法で休日を過ごしましょう。
日常の暑さや寒さもストレスになります。
気候が不安定な春は脱ぎ着しやすい服装にし、気温の変化に合わせて、調節できるようにしておくと良いでしょう。
環境が変わっても、自分のペースを崩さずに毎日を過ごすことが大切です。
もし気分がすぐれない日が続くようであれば、身近な人に相談したり、専門医に相談してみましょう。
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健康情報を更新しました 「耳の健康気にしていますか?」
今月の健康情報は「耳の健康気にしていますか?」です。
耳の健康気にしていますか?
皆さんは日頃、耳の健康に気を付けていますか?
「耳」は私たちが生活をしていく上で、外部からの音を聞くための大切な器官です。
3月3日は、1956年に日本耳鼻咽喉科学会が制定した「耳の日」です。
今回の健康情報では、耳の健康についてご紹介いたします。
「耳の日」は、1956年に社団法人日本耳鼻咽喉科学会が制定した記念日です。
3の字が耳の形に似ていることと、「3/3(みみ)」の語呂合わせが由来で、以下の理由で制定されました。
・一般の人々が耳の大切さや耳の病気などについて関心を持つように
・健康な耳を持っていることへの感謝
・耳の不自由な人々に対し、社会的な関心を向けるため
以下のような症状が続いたら、耳がSOSを出しているサインです。耳鼻科を受診しましょう。
・耳鳴りがする
・耳が痛い
・音が響いて聞こえる
・耳が塞がった感じがする
・聞こえにくい
・いつもと違う耳垢(みみあか)が取れる
・めまいがする
日常生活のちょっとした心がけで、耳の健康は維持することが出来ます。
普段の耳掃除、正しくできていますか?耳掃除を行う際は、以下の点に注意しましょう。
・耳掃除の目安は、2~3週間に1回程度にしましょう。
耳垢には皮膚の保護や、虫の侵入を防ぐ役割もあるため、こまめに掃除し過ぎないことも大切です。
・耳掻きや綿棒を使いましょう。
耳掃除用でない物(爪楊枝やマッチ棒など)を使うと外耳道を傷つけてしまいます。
使用後の耳掻きは、アルコールを含むウェットティッシュで拭く等して、常に清潔に保管しましょう。
ペン立てに挿しておく等すると、雑菌が繁殖して不衛生になります。
耳の病気や異常が無くても、長時間大きな音を聞き続けたり、疲労や過度のストレスが原因で、聴力が下がる場合があります。「聞こえ」が悪くならないように、以下のことに注意しましょう。
・大きな音がする場所、ヘッドホンの大音量は避けましょう
・疲労やストレスを溜めないようにしましょう
・良質な睡眠や休養をとりましょう
・適度な運動、バランスの良い生活を続けましょう
・年に1度は聴力検査を受けましょう
耳の健康維持に必要とされる栄養素を含む食材をご紹介します。
<食材の一例>
・ビタミンやミネラルが多く含まれる黒ゴマ、ほうれん草、海草類
・カルシウムを多く含む鶏肉、えんどう豆、しらす干しなど
※十分なカルシウムの補給は耳の複雑な骨の構造を維持するために必要です。
耳は大切な器官です。いつまでも健康的な状態を維持できるよう、日頃から耳を大切にする習慣を身につけましょう。
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健康情報を更新しました 「血圧サージにご用心」
今月の健康情報は「血圧サージにご用心」です。
血圧サージにご用心
みなさんは普段、ご自分の血圧について注意していますか?
今、注目されているのが「血圧サージ」という血圧の急上昇現象です。
血圧サージとは、普段血圧が正常な人にも起こる現象です。
今回の健康情報では、冬の時期に注意していただきたい「血圧サージ」についてご紹介いたします。
普段から血圧が高い人はもちろんのこと、健康診断の時や、医療機関での血圧測定の際には「血圧が正常」と診断されても、あるタイミングだけ、高波のような血圧の急激な変動を起こすことを「血圧サージ」と言います。
この「血圧サージ」は臓器や血管の老化を進ませ、脳卒中や心臓病の発症率を高める危険性があり、注意が必要です。
私たちの血圧は一日の中で常に変化しています。
起床するだけでも、20~30mmHgの血圧の変化が起きると言われ、軽い運動をするだけでも10mmHgから20mmHgは普通に上昇します。
要因としては、ストレスなどの精神的理由や、喫煙・飲酒などの生活習慣が考えられます。
血圧の危険な急上昇が起こりやすいとされるのは、個々の小さな血圧上昇のタイミングが重なりあった時と考えられます。
下記要因が複数該当する方は、生活習慣を見直すなどの対策をとりましょう。
<血圧が上昇する要因>
・通勤時
・月曜日(仕事へのストレス)
・階段の昇り降り
・寒さ(室内と外の寒暖差など)
・トイレ(いきむ行為)
・入浴(脱衣所と浴室の寒暖差)
・コーヒー
・飲酒
・喫煙
例えば・・・寒い朝の入浴は控えるなど
血圧サージのリスクを下げる為には有酸素運動が効果的です。
適度な運動を行うことで、心臓や肺の機能が高まり、血液の循環がよくなるため、体内から余分な塩分が排出され、血圧低下に繋がります。
きつめのズボンを無理に履いていたり、ベルトをきつく締め過ぎていると、お腹周りが締め付けられ、血圧が上昇してしまうことがあります。適宜緩めるなどし調整を行いましょう。
冬場、冷たい床に足が触れると血圧が急上昇する場合があります。スリッパや靴下などで、足元の冷え対策を行いましょう。
一時的ですが血圧を下げる効果があります。30秒で6回(5秒に1回)の深呼吸が特に効果的であるとされています。
わかめに含まれる「わかめペプチド」には血圧低下の効果が、
また、「お酢」には酢酸と呼ばれる、血圧や血中の総コレステロールを下げる効果が期待できます。
両方を効率よく摂取するために、わかめの酢の物がおススメです。
日常生活の中で血圧の変化に気づくのはなかなか難しいものです。
日頃から血圧を測定する習慣をつけ、ご自分の血圧を把握しておくことが大切です。
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健康情報を更新しました 「冬なのに発症!?咽頭結膜熱(プール熱)」
今月の健康情報は「冬なのに発症!?咽頭結膜熱(プール熱)」です。
冬なのに発症!?咽頭結膜熱(プール熱)
プール熱と呼ばれ、毎年夏に流行のピークを迎える咽頭結膜熱ですが、今年はいまだに過去10年の同時期を上回るペースで患者の増加が続いていると国立感染症研究所が発表しました。
最近は、冬にも流行する傾向があり、今後さらに患者が増える恐れがあると言われている「咽頭結膜熱(プール熱)」ついてご紹介します。
アデノウイルスによる急性のウイルス感染症です。
プールの水を介してヒトからヒトへ流行が拡大することが多いため、「プール熱」とも呼ばれます。
年間を通して発生。主に6月末頃から夏季にかけて流行していましたが、近年は冬季にも患者が増加する傾向にあります。
・39℃前後の発熱(数日〜1週間程)
・咽頭炎(のどの痛み)
・結膜炎(目の充血)
・目やに、涙が多くなる、まぶしがる
・頭痛、食欲不振が3〜7日続く
アデノウイルスに感染した人の咳やくしゃみなどの飛沫によって感染します。
目やになどが感染源になるため、タオルの共用や手指を介し感染します。
また、塩素消毒が不十分なプールに入ることでも感染が起こる場合があります。
アデノウイルスに対する特効薬が無いため、対症療法が中心となります。
■高熱時には
解熱剤を使用します。
■頭痛やのどの痛みには
うがいや抗炎症剤・鎮痛剤を使用します。
■目の症状には
ステロイド点眼薬を使用します。
家庭内での二次感染を防ぐためにも、石鹸による手洗い・うがいを徹底しましょう。
また、マスクを着用し、菌を拡散させないことも重要です。
日頃からの手洗い・うがい・マスクの着用は、様々な感染症を防止するためにも、とても大切です。
お子さんやお年寄りがいるご家庭では、家族みんなで声を掛け合い、病気を予防しましょう。
提供:メディアコンテンツファクトリー