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健康情報を更新しました 「実は夏バテの原因?夏こそ「冷え」に注意しよう」

今月の健康情報は「実は夏バテの原因?夏こそ「冷え」に注意しよう」です。

 

実は夏バテの原因?夏こそ「冷え」に注意しよう

高温多湿な日本の夏。熱中症や日焼けなど、暑さ対策は万全でも「体の冷え」に無頓着になっていませんか?今回は、夏に起こりやすい「冷え」と体の不調の関係、冷えを起こさないための対策についてご紹介します。


夏に起こりがちな体の不調

夏になると、体にこんな不調が出ることはありませんか?

・暑さのせいか、食欲が出ない
・なかなか寝付けない、逆に寝すぎてしまう
・頭が痛い、重い。肩が凝る
・なんとなくだるい、やる気が出ない

いわゆる「夏バテ」の症状です。クーラーをフル稼働して室内を冷やしたり、キンキンに冷えた麦茶やビールなどを飲んだりして対策している方も多いのではないでしょうか。一日中涼しい室内でじっとしている人も多いかもしれません。

しかし、暑さを避けるためにとっているこれらの行動が、実は夏バテを加速させる原因になり得るのです。



現代の夏バテの特徴は「冷え」による自律神経の失調

昔の夏バテは暑さで体が疲労することで起きていました。しかし、冷房設備が整った現代では事情が違うようです。

ポイントは、さまざまな内臓器官の働きを調節してくれている「自律神経」。自律神経は、暑いところでは皮膚の血管を開き、寒いところでは閉じるなどの働きをすることによって、私たちの体温を調節しています。

しかし、暑い屋外と寒い室内の行き来を繰り返して血管の急な収縮を繰り返したり、体を冷やし続けて血管を収縮したままにしたりしておくと、この自律神経が参ってしまうのです。

その結果、体温だけでなく体のさまざまな器官に不調をきたし、食欲の低下や睡眠障害、倦怠感、血行不良からくる頭痛や肩こりなどの症状につながるのです 。特に女性は男性よりも筋肉が少なく冷えに弱いため、注意が必要です。




体のさまざまな部分に作用する自律神経。
働きが狂うと体調にいろいろな悪影響を及ぼします

冷えによる夏バテを防ぐには

このように、冷えすぎを防ぐことは夏でも重要です。熱中症・日焼け対策とバランスをうまくとって、体を温め、自律神経を整えることを心がけましょう。

■クーラーの温度、風の向きに注意する

屋外と室内の気温差が大きいと自律神経に負担がかかります。外との気温差5~7度の範囲で設定し、冷やしすぎないようにしましょう。また、冷風を体に直接受けると実際の温度より低く感じます。風向きを調整したり、カーディガンなどの羽織物や靴下、レッグウォーマーを使用したりして、冷風が直接当たるのを防ぐようにしましょう。

■体を温める食べ物を食べる

クーラーがなかった時代は、スイカやキュウリ、トマトなど、体を冷やす食べ物や冷たい飲み物を摂取することで暑さをしのいでいました。しかし、クーラーの風を一日中浴びている体には「冷やしすぎ」になってしまっている場合も。体が冷えている場合は、ショウガやカボチャなど体を温める食べ物や温かい飲み物を摂るようにしましょう。

■軽い運動を行う

体が冷えると血行が悪くなり、肩こりや頭痛といったさまざまな体調不良を引き起こします。血行を良くするには体を動かすことが有効ですが、暑い屋外で過度な運動をする必要はありません。エスカレーターやエレベーターを使わずに階段を使ったり、仕事や家事の合間にかかとを上げ下げしてみたりと、日常生活でできる軽い運動でもOK。特に下半身など大きな筋肉を使う運動を行うことで体が温まり、リンパの流れや血行が良くなることで不快な諸症状の解消につながります。

■湯船につかって体を温める

一日中クーラーに当たった体は芯から冷えています。暑いからとシャワーだけで済ますと体温が上がらず、冷えっぱなしになる場合も。また、体温が下がると免疫力も低下して病気を招きやすくなります 。夜の入浴では短い時間でも構わないので湯船につかって体温を上げ、血行を良くしましょう。

ぬるま湯にじっくり浸かって汗をかき、リラックスすることで自律神経も整います




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健康情報を更新しました 「意外に多い夏の脳梗塞。夏血栓に注意!」

今月の健康情報は「意外に多い夏の脳梗塞。夏血栓に注意!」です。

 

意外に多い夏の脳梗塞。夏血栓に注意!

一般的に冬に多いと思われがちな「脳梗塞」。しかし、脳梗塞が増加するのは、実は夏(6-8月)だともいわれています。今回は、夏の脳梗塞の原因とその対策についてご紹介します。



脳梗塞はどんな病気?

脳梗塞は、脳の血管の一部で流れが止まり(梗塞し)、血液が届かない細胞が死んでしまう病気です。脳の細胞が死んでしまうと、体のしびれや麻痺、言語障害が起こります。一度失われた機能は戻すことが難しいため、大変恐ろしい病気です。日本人の死亡原因の第3位は脳血管疾患(いわゆる脳卒中)ですが、その大きな割合を占めるのが脳梗塞といわれています。



夏の脳梗塞の原因「夏血栓」とは

脳梗塞の原因の一つは、脳血管の中に「血栓」ができて血の流れを塞いでしまうこと。その血栓のうち、夏にできやすいものは「夏血栓」とよばれています。

寒暖差等で血管が急激に収縮して起こる冬の血栓とは違い、夏血栓は脱水症状により血液がどろどろになることで起こるのが特徴です。夏血栓の初期症状は倦怠感や頭痛、めまいなどで、熱中症と似ていることから区別が難しく、対処が遅れやすいといわれています。



夏血栓を防ぐには

では、夏血栓を防ぐためにはどのようなことをしたらよいのでしょうか。ポイントはこまめな水分補給と暑さを避けること。実は熱中症対策と同じ方法で予防できるといわれています。

■こまめな水分補給
血がどろどろになるのを防ぐためには水分補給が重要です。のどが渇いていなくても意識的に飲むようにしましょう。特に大量の汗をかくときは、スポーツドリンクなど塩分や糖分を含み体への吸収がスムーズに行われるものも◎。逆にビール等のアルコール飲料は利尿作用等により脱水症状を招きやすいので注意が必要です。

■暑さを避ける
過酷な暑さへのガマンは厳禁。エアコンや扇風機等を適度に使用して室温を下げましょう。通気性や吸水性のいい衣類や冷却グッズを身に着けるのも有効です。また、外出する際には日かげを選んで歩いたり、帽子や日傘を使用したりして直射日光を避けましょう



脳梗塞を見分けるには「FAST」をチェック

脳梗塞をはじめとする脳卒中の症状を見分ける方法として、米国脳卒中協会が「Act-FAST(アクトファスト)」を提唱しています。

■Act-FAST

F:顔(Face)のマヒ
歯を見せてうまく笑顔が作れるかをチェックします。

A:腕(Arm)のマヒ
「前にならえ」をして片方の腕が下がってきていないかチェックします。

S:言葉(Speech)の障害
言葉がでてくるか、ろれつが回っているかをチェックします。

T:発症時刻(Time)を確認しすぐに119番!
上記1つでも当てはまれば一刻も早く病院へ。すぐに受診することで初期治療の効果が上がります。



脳梗塞を根本的に防ぐのは生活習慣の改善

夏に多く発症するとはいえ、血栓を防ぎ、脳梗塞にならないためには日ごろから病気になりにくい健康的な生活習慣を続けておくことが大切です。最後に、日本脳卒中協会が提唱する「脳卒中予防10カ条」をご紹介します。

■脳卒中予防10カ条
1.手始めに 高血圧から 治しましょう
2.糖尿病 放っておいたら 悔い残る
3.不整脈 見つかり次第 すぐ受診
4.予防には たばこを止める 意志を持て
5.アルコール 控えめは薬 過ぎれば毒
6.高すぎる コレステロールも 見逃すな
7.お食事の 塩分・脂肪 控えめに
8.体力に 合った運動 続けよう
9.万病の 引き金になる 太りすぎ
10.脳卒中 起きたらすぐに 病院へ


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健康情報を更新しました 「6/1~6/7はHIV検査普及週間です」

今月の健康情報は「6/1~6/7はHIV検査普及週間です」です。

 

6/1~6/7はHIV検査普及週間です

毎年6月1日から6月7日までの1週間は、厚生労働省の定める「HIV検査普及週間」です。今回は、HIVについてご紹介します。



HIVとは?

HIVとは、ヒト免疫不全ウイルス(Human Immunodeficiency Virus)のことです。
HIVは菌やウイルスから体を守る免疫の中心であるTリンパ球(CD4細胞)などに感染し、免疫力を低下させます



HIVに感染するとどうなる?

HIVに感染すると、通常6~8週間後に、血液中にHIV抗体が検出されます。また、感染から2〜4週間以内にインフルエンザに似た症状が出ることがあります。
その後、自覚症状のない時期(無症候期)が数年〜10年続きます。さらに進行すると、免疫力が低下し、本来なら自分の力で抑えることのできる病原体にも感染しやすくなってしまいます。
このようにして、抵抗力が落ちることで発症する疾患のうち、カンジダ症(食道、気管、気管支、肺)やニューモシスティス肺炎など代表的な23の疾患が指標になっており、これらを発症した時点でエイズと診断されます。


■HIVとエイズは違います
エイズとはHIVウイルスの感染により「後天性免疫不全症候群」という病気を発症した状態を指します。HIV=エイズ、ではありません。

・HIV  ヒト免疫不全ウイルス(Human Immunodeficiency Virus)
・エイズ HIVウイルスの感染により発症する「後天性免疫不全症候群(AIDS:Acquired Immuno-Deficiency Syndrome)」



HIVの感染経路

HIVの感染力は弱く、唾液、涙、尿などの体液には他人に感染させるだけのウイルスは含まれていません。 そのため、性行為以外の社会生活の中でうつることはありません。HIVは血液、精液、膣分泌液、母乳などに多く分泌され、以下の3つの経路で感染します

1.性的感染
最も多い感染経路が、性行為による感染です。
HIV感染者の血液・精液・膣分泌液から、相手の性器や肛門、口などの粘膜や傷口を通って感染します。膣や口腔の粘膜は重層ですが、腸管粘膜は単層であることから傷つきやすいため、HIVが侵入しやすく、感染リスクが高くなります。

2.血液感染
HIVが含まれる血液の輸血や、麻薬の回し打ちなどの注射器具の共用によって感染します。輸血については、献血された血液に厳重な検査を実施しているため、感染の可能性は極めて低いとされています。

3.母子感染
母親がHIVに感染している場合、妊娠中の胎内感染、出産時の産道感染、授乳時の母乳による感染の可能性があります。母親がHIV感染症の治療薬を飲むことや母乳を与えないこと等の母子感染予防対策によって、赤ちゃんへの感染を0.5%未満に抑えることができます。




HIVの感染経路

■HIVの検査ができる場所
全国の保健所で無料・匿名で検査が受けられます。予約が必要な場合もあるため、事前に電話やホームページ等で確認してみることをおすすめします。有料ですが、泌尿器科、産婦人科などの医療機関でもHIV検査は受けられます。
※献血での血液検査は輸血される方の安全確保のために行っているものであり、献血者に結果は伝えられません。


■HIVの検査方法
HIVの検査は、2段階で行われます。
1.スクリーニング検査:HIVに感染している可能性があるか、ふるい分ける検査
2.確認検査:スクリーニングで陽性となった場合に、その反応が本当にHIVによるものか確認する検査

また、検査には「通常検査」と「即日(迅速)検査」があります。
通常検査
 検査の結果が出るまでに1〜2週間かかります。
即日(迅速)検査
 通常検査と同様の検査方法ですが、検査の当日にスクリーニング検査の結果を伝える方法です。陽性の場合には、1〜2週間後に改めて確認検査の結果を聞きに行く必要があります。



HIVの治療法

現在、HIVを体内から完全に取り除く治療法はありませんが、 HIVの治療法・治療薬は日々進歩しており、抗HIV薬を適切に服薬してエイズの発症を防ぐことで感染前と変わらない日常生活を送ることができるようになっています。
ただし、薬をきちんと飲み続けないと、薬剤耐性のあるウイルスが出現し薬が効かなくなってしまいますので、治療は必ず継続しなければいけません。




早期発見が最も重要

エイズを発症して未治療の場合、余命は2〜3年と言われています。 自覚症状がないうちにHIV感染を知ることができれば、エイズの発症を抑える適切な治療が受けられます。HIV感染を早期に発見し、治療を始めることが最も重要です。思い当たることがあれば、必ず検査を受けましょう。


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健康情報を更新しました 「認知症の種類と原因」

今月の健康情報は「認知症の種類と原因」です。

 

認知症の種類と原因

平均寿命が80歳を超えた現在、「認知症」は誰にとっても身近になったのではないでしょうか。
今回は、意外と知られていない「認知症の種類と原因」についてご紹介します。



そもそも、認知症とは?

認知症」は特定の病名ではなく、健常であった脳が何らかの原因で記憶したり判断したりする力が低下し、生活に支障をきたしている状態を指します。

歳をとれば誰でも物忘れをすることがありますが、例えば朝ごはんについて「朝ごはんのメニュー」を忘れるのが加齢による物忘れで、「朝ごはんを食べたという事実そのもの」を忘れてしまうのが認知症の症状です。



認知症の種類と原因

認知症は、原因によって種類が分かれます。代表的なものは下記の4種類です。
「物忘れ」のイメージが強い認知症ですが、種類によって現れる症状にもそれぞれ特徴があります

■アルツハイマー型認知症

・原因
脳に特殊なタンパク質が溜まって脳が萎縮する。
・症状
認知症の中で最も多いタイプです。記憶障害から始まることが多く、若い頃のことはよく覚えているのに昨日のことは思い出せない、という症状がみられます。また、段取りが立てられない、薬の管理ができないというのもよくある症状です。

■脳血管性認知症

・原因
脳梗塞や脳出血などによって脳の神経細胞が死んだり、神経のネットワークが壊れたりする。
・症状
記憶障害や嚥下(えんげ:食べ物を飲み込むこと)障害、言語障害などが現れます。また、体の麻痺や震えもみられることがあります。早期から症状が現れやすいのも特徴です。

■レビー小体型認知症

・原因
レビー小体(しょうたい)という特殊な物質が脳の神経細胞内に集まり、神経細胞が壊れる。
・症状
現実にはないものがはっきりと見える「幻視(げんし)」やパーキンソン症状(無表情、筋肉がこわばる等)が現れるのが特徴です。

■前頭側頭型認知症

・原因
脳の中枢的な役割を持った前頭葉や側頭葉を中心とした脳の萎縮。
・症状
自分や社会に対して無関心になり、社会のルールに合わせた行動が難しくなるのが特徴です。万引きなどの反社会的行為や暴力行為、同じものを食べ続けたり同じ行動を繰り返すこと(常同行動)がみられます。



認知症は治せるの?

認知症は、早期に気付いて適切な治療を受けられれば、ある程度は進行を遅らせることができます
特殊なタンパク質の蓄積が原因と見られるアルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症については、タンパク質の蓄積を抑えたり除去する薬が開発されて使用されています。また脳血管性認知症には血管障害を治療する薬が用いられます。

■治る認知症
認知症の原因によっては、投薬や治療によって治るものもあります

・正常圧水頭症(せいじょうあつすいとうしょう)
脳脊髄液が脳室に過剰にたまり、脳を圧迫します。

・慢性硬膜下血腫(まんせいこうまくかけっしゅ)
頭をぶつけたりしたときに頭蓋骨と脳の間に血の固まりができ、それが脳を圧迫します。

その他、脳腫瘍、甲状腺機能低下症、栄養障害、薬物やアルコールが原因の場合などは、手術や治療で認知症の症状が改善される可能性が高くなります



認知症かな?と思ったら

認知症の治療は早期発見が最も重要といわれています。症状が軽いうちに認知症に気づくことで、進行を遅らせたり、その人に合った治療や将来の介護を余裕を持って考えることができます。
身近な人が認知症かもしれないと思ったら、まずは医療機関を受診し、専門家に相談してみてください。


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健康情報を更新しました 「鉄欠乏性貧血の症状と対策」

今月の健康情報は「鉄欠乏性貧血の症状と対策」です。

 

鉄欠乏性貧血の症状と対策

体がだるい、疲れがとれない、集中力が続かない…そんなよくある不調の原因は「貧血」かもしれません。
たかが貧血と軽く考えていると、病気が隠れている場合もあるので要注意。今回は、貧血のなかで最も多い「鉄欠乏性貧血」の症状と対策についてご紹介します。



そもそも、貧血とは?

貧血とは、血液の赤血球に含まれるヘモグロビンが減った状態をいいます。

ヘモグロビンは酸素を全身に運ぶ役割を担っているため、ヘモグロビンの量が減ると全身に運べる酸素の量も少なくなり、からだの各組織や臓器が酸欠状態になってさまざまな症状が現れます。


鉄欠乏性貧血とは?

健康診断などで指摘される貧血のほとんどが、何らかの理由で鉄が不足しておこる「鉄欠乏性貧血」です。

■鉄欠乏性貧血の主な原因

・月経
・妊娠、出産
・栄養不足(ダイエットなど)
・癌などによる消化器からの出血

■女性だけでなく、男性・子どもも要注意!

女性は月経や妊娠・授乳のため鉄不足になりやすいといえますが、潰瘍、痔、癌などによる消化管からの出血が原因で貧血を引き起こすこともあるため、男性も注意が必要です。また、子どもの貧血の原因にも、鉄不足をはじめ慢性疾患や慢性的な感染症、まれに白血病・神経芽腫・悪性リンパ腫といった小児がんなどがあります。

貧血は鉄欠乏性貧血以外にもある!
「鉄欠乏性貧血」以外の貧血には、下記のような種類があります。
失血性貧血
  交通事故などによる大量出血が原因でおこる
再生不良性貧血
  骨髄の働きが低下し、正常な血液が作れなくなることでおこる
巨赤芽球貧血(悪性貧血)
  葉酸、ビタミンB12の不足が原因でおこる
溶血性貧血
  赤血球自体が破壊されることによっておこる



鉄欠乏性貧血の症状チェック

こんな症状がある場合は、「鉄欠乏性貧血」かもしれません。

□ 体力がなく、体がだるい
□ 少し歩いただけでも疲れる
□ 集中力が続かない
□ 顔色が悪い
□ 口の中や下まぶたの裏側が白っぽい
□ 階段をのぼるときに動悸・息切れがする
□ めまいや頭痛がする
□ 下肢がむくみやすい
□ 髪の毛や肌がパサパサでつやがない
□ 爪がもろく、平らになったりスプーン状に反り返っている


「貧血」と「脳貧血」
学校の全校集会などで貧血で倒れる人がいますが、それはいわゆる「脳貧血」という症状です。
正式には「起立性低血圧」といい、急に立ち上がった際に血圧が急降下し、脳への血液が一時的に減少してめまいや立ちくらみがおこります。



鉄欠乏性貧血の予防と対策
■鉄を多く含む食品を摂る

鉄不足による「鉄欠乏性貧血」は、軽度であれば食事で改善できます。

鉄には、肉や魚など動物性食品に多く含まれる「ヘム鉄」と野菜や穀類に含まれる「非ヘム鉄」の2種類があります。非ヘム鉄よりヘム鉄のほうが吸収率が高いため、鉄を効果的に摂取するにはヘム鉄を多く含む食べ物を選ぶのがおすすめです。また、非ヘム鉄もヘム鉄と同時に摂取することで吸収率がアップします。

ヘム鉄が多く含まれる食品

・豚レバー
・鶏レバー
・牛赤身肉
・まぐろの赤身
・かつお など


非ヘム鉄が多く含まれる食品

・ほうれん草
・小松菜
・ひじき
・大豆
・アーモンド など


■鉄以外に必要な栄養素

貧血の予防・改善には、色々な食品をバランスよく食べることが大切です。

たんぱく質
  ヘモグロビンの材料となる
ビタミンC
  鉄の吸収を高める
葉酸、ビタミンB12 など
  赤血球をつくる


■生活習慣の見直し

摂取した鉄を吸収する胃腸の調子や、吸収するための睡眠時間も重要です。お酒の飲みすぎや食べすぎ、不規則な睡眠時間などの生活習慣を見直し、貧血を予防・改善していきましょう。


貧血かな?と思ったら
貧血の原因には重い病気が隠れている場合もあります。また、貧血のような症状があったとしても、実際には他の病気の症状であることも考えられます。貧血かな?と思ったら、自覚症状だけで判断するのではなく、一度血液検査を受けてみることをおすすめします。

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健康情報を更新しました 「風しん・先天性風しん症候群」

今月の健康情報は「風しん・先天性風しん症候群」です。

 

風しん・先天性風しん症候群

昨年から今年にかけて首都圏を中心に全国的に流行している風しんですが、妊娠初期の女性が風しんウイルスに感染すると、おなかの赤ちゃんに悪影響が起こる可能性があることをご存知ですか?
今回の健康情報では、風しん・先天性風しん症候群の症状や予防法についてご紹介します。



風しんとは

風しんは、風しんウイルスによって引き起こされる感染症で、発疹や発熱、リンパ節の腫れが主な症状です。

感染した人の咳やくしゃみなどでウイルスを含んだ飛沫が飛び散り、それを吸い込むことで感染(飛沫感染)します。


先天性風しん症候群とは

妊娠20週頃までの女性が風しんに罹ると、おなかの赤ちゃんにも風しんウイルスが感染することがあり、難聴、心疾患、白内障などの障がいをもって生まれる可能性があります。これらの障がいを先天性風しん症候群といいます。

ただし、妊娠21週以降であれば影響は低くなるため、子どもをあきらめる必要はありません。


妊娠中は風しんワクチンの接種を受けられないため、先天性風しん症候群を防ぐためには、男性を含め妊婦の周囲の人々が予防接種を受けて風しんの流行を起こさないことがとても重要です。

予防接種で風しんの流行を防ぎましょう

風しんを予防するには、予防接種が最も有効な方法です。特に、以下に当てはまる方は、積極的に抗体検査や予防接種を受けましょう。


■妊娠を希望する方

妊娠中は風しんワクチンの接種を受けられないため、妊娠する前に抗体検査や予防接種を受けることが大事です。
※ワクチン接種後、2ヶ月間は避妊が必要です。

また、ほとんどの医療機関では妊婦健診で風しん抗体検査を実施しているため、妊娠歴のある方は過去の抗体検査結果を母子健康手帳で確認しましょう。

■妊婦と同居する家族、職場に妊婦が居る方

妊婦と同居している家族や、職場に妊婦が居る方は、妊婦に風しんをうつさないために予防接種を検討しましょう。


■30代〜50代の男性
(ワクチン接種や風しんに罹った記録がない方)

現在30代~50代の男性は、定期接種で受ける機会が無かったり、接種率が低かったため、風しんに罹りやすい世代です


39歳~56歳の方も定期接種の対象に!
厚生労働省は、これまで公的な接種の対象外だった世代の男性に対し、抗体検査とワクチン接種を原則無料とする方針を発表しました。対象者に追加されるのは昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までの間に生まれた男性で、まずは2019年4月から3年間実施される予定です。

■妊娠中の方

妊娠中の方で風しんに対する十分な免疫がない方は、感染を避けるために次のようなことに注意しましょう。

・妊娠中はできるだけ不要不急の外出を避ける
・夫や同居している家族にはすぐ抗体検査を受けてもらう
・自分や家族、職場の人などが風しんに感染したら、かかりつけの医師に相談する
・出産後、できるだけ早く、予防接種を受ける


風しんに罹ったかどうか、予防接種を受けたことがあるか分からない場合、まずは抗体検査を受けて免疫があるかどうかを調べましょう。検査結果を確認し、医師と相談の上で、予防接種を受けるかどうかを決めることをおすすめします。また、自治体によっては、抗体検査の費用の助成を行っているところもあるので、一度確認してみてはいかがでしょうか。

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健康情報を更新しました 「タイプ別 頭痛の症状・対処法」

今月の健康情報は「タイプ別 頭痛の症状・対処法」です。

 

タイプ別 頭痛の症状・対処法

私たちにとって身近な症状である頭痛。その種類によって、対処法や予防法が異なることをご存知ですか?
正しい知識を身につけて、一刻もはやく痛みを和らげましょう。



そもそも頭痛ってなに?

頭部に感じる痛みのうち、表面痛でないものが頭痛です。頭痛には様々な種類があり、痛みによって以下のように大別できます。

■日常的な頭痛
原因は風邪や二日酔いなど。原因を解消することで自然に治ります。

■慢性頭痛
原因となる病気がなく、繰り返し起こる頭痛。
偏頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛の3タイプに分けられます。

■脳の疾患に伴う頭痛
脳出血などの病気による頭痛。
命に関わる場合があるため注意が必要です。


今回は、特に身近な頭痛である「偏頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」の3タイプについて、その症状や対処法をご紹介します。



偏頭痛

偏頭痛とは、頭部の片側(または両側)が脈打つようにズキズキと痛む症状で、反復して何度も起こります。体を動かすと痛みが増加することも。


痛み 脈打つようにズキズキとした痛み
痛む場所 主に頭部の片側(両側の場合もある)
発作の頻度 ・ときどき起こる(間欠的)
・月に1回~数回
痛み以外に
伴う症状
吐き気、嘔吐、下痢、
光・音・においに敏感になる
原因

ストレスや空腹、睡眠、環境(明るい光や騒音・空気の悪さやにおいなど)、特定の食べ物、天候の変化や温度差などが挙げられます。

頭痛の原因になり得る食べ物

アルコール(赤ワイン)、チョコレート、チーズ、柑橘類、コーヒーや紅茶、グルタミン酸を含む食品

対処法

・光や音の刺激を避ける
・痛む部分を冷やす
・適量のカフェインを摂る
※血管収縮作用が働き、痛みが緩和されます。
・静かな場所で横になって休む


予防法

■生活習慣を改善する
規則正しい生活を心がけ、寝不足や寝すぎに注意しましょう。

■食事は規則正しく摂る
血糖値が低下すると、脳の血管が拡張して、偏頭痛を起こしやすくなります。
きちんと食事を摂り、空腹による低血糖を避けましょう。

■頭痛の誘因を避ける
光、音、におい、特定の食べ物など頭痛の原因を回避しましょう。





緊張型頭痛

緊張型頭痛とは、頭部の周囲が締め付けられるように痛む症状です。鈍い痛みが数十分~数日間続きます。偏頭痛とは逆に、体を動かすと痛みが軽減することも。


痛み 頭部が締めつけられるように痛む
痛む場所 頭部全体、後頭部や首すじ
発作の頻度 ・ときどき起こる(反復性緊張型頭痛)
・毎日のように起こる(慢性緊張型頭痛)
痛み以外に
伴う症状
首や肩のこり、めまい、ふらつき、全身のだるさ
原因

筋肉の緊張が高まることで起こると考えられており、ストレス(身体的・肉体的)や顎関節症(あごの関節の異常)、長時間同じ姿勢でいる、不安・抑うつ、眼精疲労などが挙げられます。

対処法

・痛む部分を温めて血行をよくする
・適度な運動やストレッチ、マッサージ、入浴など


予防法

■ストレスを解消する
ストレスの原因を取り除くことが大切です。発散できるような趣味を持つのも良いでしょう。

■血行を改善する
入浴やマッサージ、適度な運動で血行を促しましょう。また、長時間同じ姿勢でいることは避けましょう。



群発頭痛

群発頭痛とは、激痛が一定期間(群発期)に集中して起こる症状です。群発期以外の期間は、頭痛は治まっています。毎日同じ時間帯に発生し、睡眠中や明け方に起こることが多いとされています。


痛み ・目の奥がえぐられるような激痛
・耐え難い痛み
痛む場所 片側だけの目の奥、こめかみ周辺
発作の頻度 1~2ヶ月間に集中してほぼ毎日起こる
痛み以外に
伴う症状
痛みのある側の目の充血、涙、鼻水・鼻づまり、
まぶたの腫れなど
原因

主な原因は飲酒です。頭痛の発生期間中(群発期)に飲酒をすると必ず頭痛が起きます。飲酒後40分~1時間ほど経過した頃に発作が現れやすいと言われています。

その他の原因

喫煙、入浴、気圧の変化や血管拡張剤の服用、睡眠リズムの乱れ、亜硝酸塩を多く含む食品(ベーコンや熟成肉など)の摂取なども原因となる場合があります。

対処法・予防法

日常生活中の、頭痛を誘発する要因を取り除くことを心がけましょう。

・禁酒、禁煙
・ストレスを回避する
・気圧の変化に注意する
※急激な気圧変化は、血管の拡張や神経を刺激して、頭痛を引き起こす場合があります。登山や飛行機に乗る場合は、医師に相談しましょう。


脳血管障害が考えられる場合は、病院で診断を受け、薬物療法や手術による治療を行います。突然の激しい痛み、高熱、意識障害、手足の麻痺、ろれつが回らなくなる等の症状がある場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。

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健康情報を更新しました 「冬の不調を防ぐ『冷え対策』」

今月の健康情報は「冬の不調を防ぐ『冷え対策』」です。

 

冬の不調を防ぐ『冷え対策』

いよいよ冬本番、体の冷えに悩まされている方も多いのではないでしょうか。冷えはさまざまな体の不調をもたらすため、「いつものことだから」と放っておくのは禁物。
今回の健康情報では、冷えの原因や対策についてご紹介します。


なぜ冷えはおこるの?

冷えの原因はさまざまですが、主な原因としては、体温を調節する機能が正常に働かないことや熱を作る筋肉量が少ないこと、また、衣服の締め付けによる血行不良などが挙げられます。

自律神経の乱れ

自律神経には体温調節をする働きがあります。
そのため、生活習慣の乱れやストレスが原因で自律神経が乱れると、体温がうまく調節できず冷えの原因になります。


衣服の締め付け

きつい下着や靴などで体を締め付けたりすると、血行が妨げられたり、寒さを感じる皮膚の感覚が鈍ってしまうため、冷えやすくなります。


筋肉量が少ない

筋肉量が少ないと筋肉運動によって生み出せる熱や血流量も少ないため、冷えがおこりやすくなります。
男性に比べて筋肉量が少ない女性や、運動不足で筋肉量が少ない人は冷えやすいと考えられています。


そのほか、女性ホルモンの乱れや低血圧・貧血などの疾患による血行不良も、冷えの原因になることがあります。


冷えがもたらす不調

冷えは全身にさまざまな不調をもたらします。

・頭痛
・肌トラブル
・肩こり

・疲労感
・集中力の低下
・腰痛

・胃腸の不調
・不眠
・手足のしびれやむくみ など



冷えを改善する生活習慣

冷えの改善には、血行を促しつつ、自律神経を整える生活習慣が大切です。

■血行を良くするための習慣
体をあたためる食事を摂る

栄養バランスのとれた食事を基本に、体をあたためる食材を積極的に摂りましょう。末梢血管を広げて血液循環を良くする働きを持つビタミンEや、筋肉を作るたんぱく質を含んだ食材がオススメです。

・ビタミンEを多く含む食材

アーモンドなどのナッツ類、うなぎやたらこなどの魚介類

・たんぱく質を多く含む食材

肉類、魚介類、卵類、大豆製品、乳製品


体を締め付けない衣服を選ぶ

体を締め付けるきつい下着や靴などは避けましょう。
例えば、冬に履くことが多い、膝下全体を締め付けるようなブーツは足の血流を妨げてしまうことがあるため要注意です。


ぬるめのお湯にゆっくりつかる

シャワーだけで済ますと体が冷えてしまいます。38~40度くらいのぬるめのお湯にゆっくりつかることで血行を促進させましょう。心臓に持病がなければ全身浴で10〜20分つかるのが良いでしょう。


■自律神経を整える習慣
十分な睡眠をとる

十分な睡眠をとって、心身を休ませましょう。体が冷えて寝つけない方は、夕食に体をあたためる食事を摂るなど工夫してみましょう。


日常に適度な運動を取り入れる

意識的に歩いたりストレッチをするなど、普段の生活に適度な運動をとりいれましょう。筋肉量のアップにもつながります。



なかなか冷えが取れない方や冷え以外にも気になる症状がある方、また、体の不調が続いている方は、早めに医療機関を受診しましょう。


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健康情報を更新しました 「胃腸の調子大丈夫ですか?」

今月の健康情報は「胃腸の調子大丈夫ですか?」です。

 

胃腸の調子大丈夫ですか?

年末年始にかけて、忘年会や新年会などの飲み会や外食の機会が増える人も多いのではないでしょうか。
食べ過ぎや飲み過ぎが続くと、胃腸に負担がかかり、機能が低下します。
今回の健康情報では、胃腸障害についてご紹介いたします。


胃のはたらきについて

胃は筋肉でできた袋で、食べたものを一時的に蓄え、小腸で栄養分を吸収しやすいよう柔らかく消化する働きをします。
ふくらんだり縮んだりする(蠕動運動)ことで、食べ物を胃液と混ぜ合わせ、さらに胃粘膜のひだですりつぶしながら液状にしていきます。そして、胃の内容物はゆっくりと十二指腸へと送られていきます。

※蠕動・・・ぜんどう



胃の働きが低下すると・・・

胃の働きが低下すると、以下のような症状が現れます。

■胃もたれ

胃の蠕動運動が低下して、食べ物を胃から十二指腸へ送る動きが弱くなると、食べ物が胃に長く留まり胃もたれが起こります。
加齢や運動不足により、内臓の筋力が低下することや、ストレスによって、胃の働きを調節している自律神経のバランスが乱れてしまうことが主な原因です。

しかし、慢性的な胃もたれは、胃の病気のサインかもしれません。
気になることがあれば、医療機関を受診しましょう。


予防・解消法

生活リズムの改善やストレスを少しでも軽減したりすることで、胃の働きを調節している自律神経が整い、胃の不調改善に繋がります。また、胃にやさしい食生活を心がけることが大切です。

・生活のリズムを整える

朝食を食べないなど食事が不規則であったり、運動不足や睡眠不足などの生活習慣の乱れを改善しましょう。


・食事について

ゆっくりよく噛んで食べ、腹八分目を守りましょう。また、早食いや食べ過ぎには気を付け脂肪分の多い食事は控えめにしましょう。


■胸やけ

食べ物が胃の中に入ると、食道と胃の境目にある筋肉(下部食道括約筋)が収縮し、胃の内容物が食道に逆流しない仕組みになっています。しかし胃の内容物や胃酸が食道に逆流し、食道の粘膜を刺激すると胸やけの症状が現れます。
胃酸が少し逆流することは誰にでもありますが、多くの場合異常を感じません。しかし、ストレスを受けている場合、食道が知覚過敏となり、胸やけを感じやすくなります。

胸やけの症状が現れる原因

・加齢や肥満
・前かがみの姿勢を長く続けたとき
・食べ過ぎや飲み過ぎ
・ストレス

予防・解消法
・生活について

普段から生活のリズムを整え、以下のことに気を付けましょう。

□ 背筋を伸ばして前かがみにならない
□ お酒やタバコは控える
□ 適度な運動をおこなう
□ 就寝中はお腹から頭にかけて高くする
□ ベルトや下着などでしめつけない
□ 重いものなどを持ち上げない


・食事について

ゆっくりよく噛んで食べ、腹八分目を守りましょう。また、早食いや食べ過ぎ・飲み過ぎには気を付けましょう。
脂肪分の多い食事や芋類・菓子類などの糖質の多い食品も下部食道括約筋を緩める要因となるので、控えめにしましょう。


胃腸の障害は、飲み過ぎや食べ過ぎによるものもありますが、生活習慣やストレスなどが原因となる場合もあります。胃腸障害を起こさないためにも、アルコールは程々に、また、ストレスなどを抱えている場合は、専門の機関に早めに相談するなどし、対策をとりましょう。


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健康情報を更新しました 「糖尿病について」

今月の健康情報は「糖尿病について」です。

 

糖尿病について

最近CMなどで「血糖値」というワードをよく耳にしませんか?糖尿病はインスリンが正常に働かず血糖値が上昇してしまう病気で、予備軍も含めると5人に1人が発症し、若い人も増加傾向にあります。
11月14日は「世界糖尿病デー」です。今回の健康情報では、糖尿病についてご紹介します。

世界糖尿病デー(11月14日)
国際糖尿病連合とWHOが1991年に制定した国際デー(2006年12月の国連総会で公認)で、インスリンの発見者フレデリック・バンティングの誕生日に当たります。
「糖尿病に対して、いますぐ行動しよう(Act on Diabetes. Now)」というスローガンを掲げ、糖尿病の教育と予防に関するキャンペーンや東京タワーなど世界各地でブルーライトアップされる啓発イベントが行われています。

糖尿病とは?

糖尿病は、インスリンの働きが不十分なために、血液中を流れるブドウ糖(血糖)が正常に細胞に送られず、血糖値が高くなってしまう状態のことを言います。インスリンは膵臓からでるホルモンで、血糖を一定の範囲に保つ働きがあります。
糖尿病は放置することで全身に様々な影響や合併症を引き起こす病気なので、きちんとした治療が必要です。



糖尿病を引き起こす原因

インスリンの分泌が少ないなどの「体質」に、以下のような要因が重なった結果、引き起こされることがあります。

・食べ過ぎ、肥満
・運動不足
・ストレス
・加齢
・妊娠



症状について

糖尿病の初期段階では以下のような症状が見られますが、ほとんどの方が無症状なので、気付いたときには、病気が進行しているケースが多いです。


合併症について

糖尿病になると、血管や内臓・骨や歯などがダメージを受け、重篤な合併症が起きやすくなります。

・網膜症、失明
・神経障害(しびれ・痛み・感覚麻痺)
・腎症・腎不全
・脳梗塞
・狭心症・心筋梗塞など


治療について

食事療法運動療法が基本で、場合によっては薬物療法を行います。


糖尿病のセルフチェック

「糖尿病は自分には関係ない病気」と思っていませんか?大丈夫だと思っていても実は糖尿病になりやすい状況かもしれません。以下の項目についてセルフチェックをしてみましょう。

□ 家族・血縁者に糖尿病の人がいる
□ 肥満気味である
□ 不規則な生活をしている
□ 運動不足である
□ 高血圧である
□ 食生活が偏りがちである
□ 最近ウエストが太くなった
□ ストレスが多いと感じる
□ お酒をよく飲む
□ 早食いである
□ 野菜が嫌いである
□ 喫煙習慣がある
□ 清涼飲料水をよく飲む

予防法について

■糖質を多く含む食品を控える

糖尿病予防に効果的なのは、糖質制限です。
糖質(ごはん、パン、麺類などの穀類や砂糖を多く含む食品)は生きていく上で欠かせない栄養素の一つですが、食べるとすぐにブドウ糖に変わり、血糖値の大きな上昇を招くので注意が必要です。

■食べる順序に気をつける

最初に野菜から食べることで、血糖値の上昇が緩やかになります。

■喫煙や過剰な飲酒はやめる

喫煙は、インスリンの分泌や作用の低下を引き起こし、運動能力や代謝力も低下させます。
アルコールは醸造酒には糖質が含まれ、高カロリーです。またおつまみに、から揚げやポテトチップスなどの高カロリーなものを食べがちですが、夜中に上昇した血糖値は、使われることなく体脂肪になるため要注意。適度な量で、おつまみは糖質を控えたものを選びましょう。

■日頃から運動を意識した生活を

運動をすると以下のような効果があります。無理のない範囲で日常生活に取り入れましょう。

・血液中のブドウ糖を消費し、血糖値を下げる
・肥満を解消して筋肉などでのインスリンの働きを高める
・血液循環を盛んにし、血管の老化を防ぐ


糖尿病にならないためには日頃からの生活習慣などに注意が必要です。また、自身では気付きにくいため 定期的な健康診断等を受け、自分の体調管理を行うようにしましょう。


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