今月の健康情報は「熱中症の救急処置について」です。
熱中症の救急処置について
梅雨の時期は、夏ほど気温はあがらないものの湿度が高く汗が蒸発しにくく体の中に熱がこもりやすくなります。
まだ暑さに慣れていないこともあり、気づかないうちに熱中症になってしまう危険性があります。
自分が気をつけることももちろんですが、
もし突然、まわりの人が熱中症になったら...
いざというときのために、対処法を確認しましょう。
熱中症の症状
軽症の場合
●立ちくらみ
●めまい、筋肉痛
●こむら返り、大量の汗
●緊張するとお腹が痛くなる
中程度の場合
●頭痛、吐き気、嘔吐
●倦怠感、脱力感
●集中力・判断力低下
重症の場合
●まっすぐ歩けない
●応答がおかしい
●けいれん、意識障害
熱中症の対処法
対処法1 水分・塩分の補給
本人の意識のある間は、
0.1~0.2%の食塩水あるいはスポーツドリンク経口補水液などを飲ませてあげましょう。
対処法2 体を冷やす
水をかけたり、濡れタオルを当てて扇ぎましょう。
氷やアイスパックがあれば、頚部、脇の下、足の付け根などの大きい血管を冷やすのも効果的です。
重症の場合
重症の場合は、すぐに救急車を呼びましょう。
救急車が来るまでの間は下記のような救急処置をおこないましょう。
●涼しい場所に運ぶ
●衣服をゆるめ寝かせる
●体を冷やす
●水分・塩分の補給
熱中症は重症化すると命に関わる怖い病気ですが、応急処置で助けることもできます。
おちついて、対処しましょう。
提供:メディアコンテンツファクトリー