健康情報を更新しました 「溶連菌感染症」

今月の健康情報は「溶連菌感染症」です。

 

溶連菌感染症

溶連菌感染症とは、溶連菌(A群β溶血性連鎖球菌)がのどに感染して起こる病気の総称です。
感染は飛沫感染(つばや唾液等による感染)で、幼児や学童児に多く見られ、集団感染などもあります。


溶連菌感染症の主な症状


最初はかぜに似た症状(発熱、頭痛、倦怠感など)から始まります。
その後、舌にブツブツができるイチゴ舌の症状、全身発疹の症状があらわれることがあります。

・咽頭炎・扁桃腺炎
発熱、喉が痛い・赤い、扁桃腺に白いものがつきます。

・口蓋の点状紅斑・点状出血斑
口の中の口蓋垂(※)を中心とした赤い小さな点状の出血斑がみられます。
※口蓋垂(こうがいすい)…のどちんこ。

・イチゴ舌(発病2~4日目)
舌にブツブツができ、イチゴの表面のようになります。

・全身発疹(発病1~2日目)
顔や股のところに、小さい赤い発疹が多数出現します。かゆみを伴うこともあります。

・皮膚落屑(5~6日目以降)
いろいろな症状が消えた後に、手や足の指先から皮がめくれてきます。

・その他の症状
頭痛・だるさなどの発熱に伴う症状が認められます。嘔吐を伴うことはありますが、下痢はありません。

 



溶連菌感染症の治療と経過

抗生物質の投与が基本となります。
合併症を防ぐために、10~14日間、抗生物質を飲むことが勧められています。
発症時の症状がおさまったからといって油断せず、薬は処方された通り、最後まで飲みきるようにしましょう。

■薬を飲み続けた場合

■薬を途中で止めた場合

また、症状が改善した後も尿の中に血液が混じっていないか検査をします。
検尿の時期、回数は医療機関によって異なりますので、自己判断で治療を中断せず、医師の指示に従うようにしましょう。

■登校・登園について
医療機関の受診日とその翌日は登校・登園できません。
・熱が下がり、全身状態がよくなれば登校・登園が可能となります。



溶連菌感染症の合併症について

症状が改善されても、完治させないと生き残った溶連菌によって合併症を引き起こします。

■主な合併症

中耳炎、気管支炎、リンパ節炎、副鼻腔炎、急性腎炎、リウマチ熱




予防

予防接種はありません。他の感染症同様、手洗い・うがいを徹底しましょう。



合併症を防ぐためにも、早めの適切な治療が大切です。
症状に心当たりのある方は、医療機関を受診して下さい。

病気を予防して、楽しい年末年始を過ごしましょう。


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