今月の健康情報は「マスク生活で隠れ酸欠になっている!?」です。
救急医療週間 正しく知ろう“AED”について
9月9日は救急の日、9日を含む1週間(日曜~土曜)は救急医療週間です。 今回は救急医療の現場で使用される“AED”についてご案内していきます。
“AED”は心停止状態となった心臓に強い電流(電気ショック)を与えることで、心臓の動きを取り戻す医療機器です。
心臓による突然死の多くは「心室細動」が原因とされています。
「心室細動」は、心臓がけいれんして血液を送るポンプ機能が正常に機能しなくなる不整脈です。
発症して処置されないままだと約5分で死に至ります。
救急車が到着するまで約8分を要するので“AED”の処置がとても重要になります。
“AED”は駅や公共施設などに設置されていて、一般の方にも使用できます。
① 反応の有無を確認します。周辺の人に救急車要請や、“AED”を探すよう呼びかけてください。
② 呼吸が無ければ“AED”到着まで胸骨圧迫(心臓マッサージ)を行います。
③ “AED”が到着したら、救急車到着まで胸骨圧迫と併用してください。
使い方は シンプルな3STEPです。
1. “AED”のフタを開けると、自動的に電源がONになり音声が流れます。
2. 音声ガイドや画面の指示に従い電極パッドを所定の位置に貼ります。
3. 電気ショックのボタンを押してください。
※AEDの機種によっては手動で電源を入れます。
未就学児用モードに切り替えて実行してください。
2枚のパッド同士が接触しないように胸と背中にパッドを貼り付けてください。
・ペースメーカーを植え込んでいる場合は、ペースメーカーより8㎝以上離して電極パッドを貼ります。
・介助者が感電することがあるので、倒れている場所が濡れている場合は乾燥した場所に移動しましょう。また、傷病者の体が汗や水で濡れている場合は拭いてください。
電極パッドを貼ると、自動で心電図を解析してくれます。
電気ショックの指示が出ますので迷うことなく使用してください。
“AED”は地域の消防局などで講習会を実施しています。
ぜひ参加して、正しい知識と技術を身につけましょう。
提供:レイヤード