今月の健康情報は「新型コロナウイルス感染症の後遺症にお悩みではありませんか」です。
新型コロナウイルス感染症の後遺症にお悩みではありませんか?
感染症からの回復後でも、身体に症状が残っていたり新たに現れることを「罹患後症状」といいます。
いわゆる「後遺症」のことです。
症状により、日常生活に影響を及ぼすこともあります。
新型コロナウイルス感染症でも、年齢や性別にかかわらず様々な罹患後症状が報告されています。
●倦怠感
●咳
●息切れ
●味覚・嗅覚障害
●睡眠障害
●不安感
●抑うつ など
罹患後症状は軽症から重症まで様々です。
症状が現れる部位によっても治療法は変わります。
以下のように分類して検査・治療法を説明していきます。
●呼吸器
●循環器
●嗅覚・味覚
●精神・神経
●痛み
息苦しさ、咳 など
問診や診察による診断をします。
必要に応じて胸部X線や血液検査などの検査を行います。
検査で異常がみられる場合は、肺機能検査や心エコーなどで原因を精査します。
胸痛、動悸、倦怠感 など
問診や診察による診断をします。
必要に応じて胸部X線や心電図で検査を行います。
においが分からない、味がしない など
発症後10日間は経過観察を行います。
2週間以上経過しても回復しない場合は専門医にて診察・検査を行います。
倦怠感、しびれ など
まずは身体に症状の原因がないか検査を行い、経過観察します。
必要に応じて専門医により原因を精査します。
頭痛、胸痛、腰痛 など
診察や検査をします。
症状にあわせて生活指導や疼痛治療などのケアを行います。
コロナ感染後なんだか調子が悪い、誰にも相談できず悩んでいる
そんな方は1人で悩まず、医療機関にご相談ください。
厚労省ホームページ:新型コロナウイルス感染症 診療の手引き「罹患後症状のマネジメント」参照
https://www.mhlw.go.jp/content/000860932.pdf
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