健康情報を更新しました 「新型コロナウイルス 検査が陽性になったらどうなるの?」

今月の健康情報は「新型コロナウイルス 検査が陽性になったらどうなるの?」です。

 

新型コロナウイルス 検査が陽性になったらどうなるの?
※2020年12月現在の情報です

新型コロナウイルスの検査で陽性になったら、その後どうなるんだろう…
今回はそんな疑問を一緒に解消していきましょう!

陽性判定後の流れ

まずは、医療機関や保健所等でPCR検査を受けます。
陽性の結果が出ると、診察した医療機関より保健所に連絡をします。

保健所より患者に連絡をし、療養施設を決定します。
入院・宿泊療養の場合は手配された車両にて療養施設に向かいます。

療養施設での注意点

療養中は外出・家族との面会は原則禁止です。
食事は療養施設より提供されます。

療養場所の振分基準

無症状・軽症の方は基本的に自宅療養か宿泊療養です。
ただし、以下の場合は入院となる場合があります。

① 高齢者
② 基礎疾患がある方
③ 免疫抑制状態にある方
④ 妊娠している方
⑤ 医師が入院と判断した方

「自宅療養」と「宿泊療養」の選択は下記を考慮して、都道府県ごとに調整されます。

同居者(高齢者や医療従事者など)の状況
宿泊施設の受入可能人数
患者本人の意向 など

各都道府県独自に基準を設けている場合もあるので、医療機関・保健所の指示に従ってください。

治療方法
無症状・軽症の場合

経過観察を行います。
※自然に軽快することが多く、必要な場合に解熱薬などの対症療法を行います。

重症の場合

呼吸不全を伴う場合には、以下の投与を行います。

酸素投与
ステロイド薬(炎症を抑える薬)
抗ウイルス薬 ※

改善しない場合には人工呼吸器等による集中治療を行うことがあります。

※ 新型コロナウイルス感染症の治療として承認を受けている抗ウイルス薬として、国内ではレムデシビルがあります。

退院・療養の解除の基準
有症状者の場合

発症日から10日間経過し、かつ症状軽快後72時間経過した場合
症状軽快後24時間経過した後、24時間以上間隔をあけ、2回のPCR検査で陰性を確認

無症状者の場合

検体採取日から10日間経過した場合
検体採取日から6日間経過後、24時間以上間隔をあけ2回のPCR検査陰性を確認

厚労省「退院基準・宿泊療養解除基準の改定概要」参照
https://www.mhlw.go.jp/content/000639696.pdf

入院・療養費用について

医療費はすべて公費※で負担されます。

※「指定感染症」指定のため

費用には提供される食事代も含まれます。
ただし、日用品は自己負担です。

まとめ

感染する可能性は誰にでもあります。
感染したときに備えて、感染後の流れやどういう行動をとるべきかなど予め調べておきましょう。

2020年12月時点での情報です。
最新の情報は厚生労働省ホームページをご確認ください。




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