今月の健康情報は「アデノウイルス感染とプール熱」です。
アデノウイルス感染とプール熱
6月より全国の学校(幼稚園~高校)にてプール開きがスタートします。
6月はプールを利用する機会が増え、アデノウイルスとプール熱(咽頭結膜炎)の感染が徐々に増え始める時期でもあります。
今回はそんな二つの病気についてご紹介します。
アデノウイルスによる夏風邪の一種です。
■発熱、頭痛
■下痢
■のどの痛み(咽頭炎)
■食欲不振
■全身倦怠感
■目の充血、涙目、痛み(結膜炎)
※熱以外の症状は7日程度で治まります。
アデノウイルスの感染が原因です。
■潜伏期間は5~7日とされています。
■眼に永続的な障害を残すことはありません。
アデノウイルス自体を退治する薬というのは存在しないため、症状を抑える対症療法を行います。
■熱がひどい時
解熱剤を使用します。
■結膜炎には
点眼薬を使用します。
のどの痛みに加え、発熱期間が非常に長く、食欲不振になります。
■こまめな水分補給
発熱期間が長いため、脱水症状が出ます。
■手洗いの徹底
治った後でも比較的長期間、便などからウイルスが排出されることがあります。
アデノウイルス感染症の一種で、結膜炎などを起こします。
プールを介して流行しやすいため、プール熱と呼ばれます。
■高熱
■腹痛
■頭痛
■目の痛み、かゆみ
■のどの痛みなど
5~6日の潜伏期間後に高熱や咽頭炎、結膜炎の症状が現れます。
38~40度の高熱が4~7日続きます。のどの痛み、目の痛みや充血、かゆみの症状が起こります。
感染した子供の鼻水や唾液が原因で伝染します。プールに限らず日常生活でも飛沫感染する事があります。
対症療法が中心です。
■高熱時
解熱剤を使用します。
■頭痛やのどの痛みには
抗炎症剤や鎮痛剤を使用します。
■目の症状には
ステロイド点眼薬を使用します。
気になる症状が見られたら、すぐに医師に相談し、お子さまの感染の重症化を防ぎましょう。
提供:メディアコンテンツファクトリー