今月の健康情報は「秋の花粉症にご用心」です。
秋の花粉症にご用心
夏の終わりから秋にかけて、くしゃみが止まらず水っぽい鼻水が続く方。
風邪よりも花粉やハウスダストのアレルギー症状を疑った方がよいかもしれません。
花粉は春だけではなく、1年中飛散しています。
秋の花粉症は、春より症状が軽いことが多いですが、中には夏の疲れと重なり 症状が重くなるケースもあります。
通常、風邪の症状は1週間程で治まりますが、 2週間以上水っぽい鼻水が続く場合は、花粉症やハウスダストのアレルギーの可能性があります。
秋に発症する花粉症の原因は、イネ科やキク科の植物です。
ブタクサ、ヨモギ、イネ、カナムグラ、セイタカアワダチソウなどがあります。
春に飛散するスギやヒノキの花粉とは違い、道端や空き地に生えている身近な植物が原因となります。
ダニが繁殖するのは6~7月ですが、夏に繁殖したダニが寿命を迎える秋になると、死骸や排泄物が大量にたまってしまいます。
そのため、ハウスダストの量は夏より秋の方が多くなり、アレルギー症状を引き起こす原因となります。
また、花粉症の人はハウスダストのアレルギー症状も出やすい傾向があるので注意が必要です。
花粉症 |
風邪 |
|
鼻水 | 水っぽい | 少し粘り気がある |
目のかゆみ・充血 | あり | なし |
発熱 | あっても微熱 | 高熱になることもある |
症状の継続 | 2週間以上~数ヶ月続くことも | 3日~1週間 |
花粉症の初期症状は風邪のひき初めとよく似ているため、見分けがつきにくい場合があります。
花粉症の疑いがある場合は早めに耳鼻科を受診するようにしましょう。
・原因植物に近寄らない
秋の花粉症の原因植物の花粉はせいぜい数十メートルしか飛散しません。
近寄らないだけでも十分に花粉症を予防することができます。
・花粉を室内に入れない
極力窓を開けないようにし、帰宅時には衣服を払い、花粉を落とすようにしましょう。
帰宅後はうがい、手洗いを徹底しましょう。
さらに、洗顔や目・鼻の洗浄をすると効果的です。
・免疫力を高める
規則正しい生活とバランスの良い食事を心がけましょう。
また、睡眠を十分にとり、ストレスもためないようにしましょう。
気になる症状が2週間以上続くようなら、医師に相談しましょう。
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