今月の健康情報は「冬の皮膚トラブル」です。
冬の皮膚トラブル
寒さが一段と厳しくなるこの季節。
			      お肌のかさつき、かゆみなどの皮膚トラブルに悩まされていませんか?
			    今回は、皮膚トラブルの中でも冬に多く発症する
			    「乾燥肌」・「しもやけ」・「低温やけど」
			    についてご紹介します。
			    
■皮膚欠乏症とは
					  皮膚表面の脂=皮脂が減少することで、水分が失われ、肌が乾燥する症状です。
					  皮脂は年齢とともに減少するため、中高年の方に多く見られます。
				    病気というよりは加齢による変化で誰にでも起こり得ます。
■症状
					  
                      ・肌がカサカサになる。
					  →悪化すると皮膚がはがれ落ちる、ひび割れる。
					  
					  
・かゆみを伴う。
					→かいて悪化すると湿疹になる。
■予防法
					  
・お肌の保湿をしっかり。
・室内を充分に加湿する。
・肌着は刺激の少ないものを使用する。
・アルコールは控えめに。
■しもやけとは?
                    凍瘡(とうそう)とも言い、寒さや冷えによって血行が悪くなって起こる炎症のひとつです。
                    手足の指や鼻の先、耳たぶなど血管の細い末端部分に発症しやすく、子どもや女性の方がなりやす
いようです。

■症状
・手足が赤く腫れる、発疹ができる。
・温めるとかゆみが起こり、冷えると痛みを感じる。
■しもやけの治療
血行不良を改善するため下記のような治療法があり、複数を組み合わせて行う場合もあります。
・ビタミンEの摂取
・漢方薬の内服
・赤外線
・温浴マッサージ
※皮膚が赤みをおびている場合は、炎症を押さえるためステロイド外用薬を使用します。
■しもやけの予防法
特に手袋、靴下などで体の末端部分の防寒対策を心がけましょう。
■低温やけどとは?
                    体温より少し高い熱(45~50度程度)に数時間さらされることによって起こります。
                    低い温度でゆっくり進行するために熱さや痛みを感じにくく、気がついたときには皮膚の深部まで達する重症のやけどになっているケースが多いです。
                    
■どこでどのように起こるの?

カイロ、床暖房、こたつなどの暖房器具を長時間使用する際は注意が必要です。
また、暖房器具以外でも膝にのせたノートパソコン、携帯電話、充電器でも低温やけどを引き起こすことがあります。
■症状
・皮膚が赤くなる。
・軽い痛み、少しぴりぴりする。
※見た目の症状が軽くても、長時間かけて皮膚の深い部分までやけどになっていることがあります。
低温やけどになってしまったら、早めに医療機関を受診するようにしましょう。

■予防法
・あんかや湯たんぽなどは寝る前に入れておき、就寝前にはずすようにする。
まだまだ厳しい寒さが続きます。
				    皮膚トラブルの正しい予防法を身につけ、冬を乗り切りましょう。

提供:メディアコンテンツファクトリー
