今月の健康情報は「悪影響ばかりじゃない?!紫外線が健康に与える影響について」です。
悪影響ばかりじゃない?!紫外線が健康に与える影響について
「紫外線」といえば、真夏をイメージする方も多いですが、実は紫外線は春先から増えていきます。
紫外線は、日焼けやシミの発生など悪い面が目立ちますが、私たちの健康にプラスになる一面もあります。良い影響と悪い影響をそれぞれみていきましょう。
紫外線の良い影響として、浴びることにより、皮膚でビタミンDが生成されるという点があります。
ビタミンDの働きには、次のようなものがあります。
●腸でカルシウムが吸収されるのを促進
●カルシウムが骨にしっかりと定着するのを助ける
●血液中のカルシウム濃度を一定に保つ
近年の研究によって、免疫細胞の活性化に関わっていることがわかってきています。
●脳内での「セロトニン(神経伝達物質)」を調整
これにより、精神の安定や安心感、平常心などをもたらします。
コロナウイルス感染の影響で自粛生活を送る中で、 外出の機会が減り、日光を浴びる機会が減少傾向にあります。
意識的に短時間の日光浴をおこなうよう心がけましょう
●約15分/日(日陰では約30分/日)
※ビタミンDの生成には、日焼けをするほどの日光浴は必要ありません
紫外線を浴びすぎると様々な健康被害を及ぼすことも確かです。
次は紫外線による悪影響をみていきましょう。
●急性の症状:日焼け
●慢性的な症状:皮膚のシミやしわ、ときには皮膚がんを発症することもある
強い紫外線を浴びると、角膜が炎症を起こし、白目が充血することがあります。
また、以下のリスクもあります。
●白内障(紫外線が影響しているタイプのもの)
●翼状片(白目の表面を覆っている組織が過剰に増殖して黒目に入り込んでくる病気)
長時間外出する際は、紫外線を浴びすぎないように気をつけましょう。
●UVカット効果のある、服、サングラスなどを使用する
●日焼け止めをこまめに塗り直す
紫外線を浴びすぎるのも、避けすぎるのも健康に悪影響となります。
「紫外線」を正しく理解し、上手につきあっていきましょう!
提供:メディアコンテンツファクトリー