健康情報を更新しました 「汗疹(あせも)」

今月の健康情報は「汗疹(あせも)」です。

 

汗疹(あせも)

高温多湿になるこの季節。皮膚のトラブルに悩まされていませんか?
今回は、梅雨や夏に起こりやすい皮膚トラブルのひとつ、「汗疹(あせも)」についてご紹介します。



汗疹(あせも)とは

汗疹(あせも)とは、皮膚の中に汗が詰まってできる皮膚の炎症です。
通常、汗は汗腺(汗をだす通り道)を通って皮膚の外に出ますが、汚れやホコリ等で汗の出口が詰まると中で炎症が起きてしまい、汗疹(あせも)となります。


汗疹(あせも)のメカニズム

・汗腺→汗管→汗孔と通じて汗が出る

皮膚の真皮の奥深くに汗腺があり、そこから汗管という汗の通り道が伸び、体の表面にある汗孔と呼ばれる汗の出口に通じています。
・汗の出口が塞がり汗が溜まる

汗の出口(汗孔)が汚れやほこりで塞がっていると皮膚内の汗腺に汗が溜まります。
・汗の通り道辺りで炎症を起こす

汗が溜まると、汗の通り道(汗管)の辺りで炎症を引き起こし、汗疹(あせも)ができます。



汗疹(あせも)の原因

・通気性の悪い衣服を着用したとき
・高温多湿の環境での労働や運動
・発熱性の病気での大量発汗


汗疹(あせも)の症状

あせもは、頭や額、首、肘の内側、足の付根など、汗が乾きにくい場所によくできます。
小さなブツブツができ、赤く腫れ、痛みを伴います。

 


汗疹(あせも)の治療・ホームケア

あせも治療の基本はスキンケアです。
特に乳幼児や子供はあせもができやすいので、以下に注意して肌を清潔に保つよう心がけましょう。

・汗を拭き取る。
汗をかいたら濡れたガーゼやタオルで拭き取りましょう。
・シャワーで汗を流す。
こまめにシャワーで汗を流しましょう。
・掻き傷に注意する。
掻き壊した場合、傷口から細菌感染するおそれがあるので、早めの治療が必要です。
汗疹は、軽い症状の場合、ホームケアで治りますが、症状が改善しない場合には医師に相談しましょう。医療機関では抗菌薬お飲み薬や塗り薬で治療します。


汗疹(あせも)の正しい予防法を身につけ、梅雨と夏の暑さを乗り切りましょう。



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