健康情報を更新しました 「血圧サージにご用心」

今月の健康情報は「血圧サージにご用心」です。

 

血圧サージにご用心

みなさんは普段、ご自分の血圧について注意していますか?
今、注目されているのが「血圧サージ」という血圧の急上昇現象です。
血圧サージとは、普段血圧が正常な人にも起こる現象です。
今回の健康情報では、冬の時期に注意していただきたい「血圧サージ」についてご紹介いたします。

血圧サージとは

普段から血圧が高い人はもちろんのこと、健康診断の時や、医療機関での血圧測定の際には「血圧が正常」と診断されても、あるタイミングだけ、高波のような血圧の急激な変動を起こすことを「血圧サージ」と言います。
この「血圧サージ」は臓器や血管の老化を進ませ、脳卒中や心臓病の発症率を高める危険性があり、注意が必要です。



血圧サージの要因

私たちの血圧は一日の中で常に変化しています。
起床するだけでも、20~30mmHgの血圧の変化が起きると言われ、軽い運動をするだけでも10mmHgから20mmHgは普通に上昇します。
要因としては、ストレスなどの精神的理由や、喫煙・飲酒などの生活習慣が考えられます。
血圧の危険な急上昇が起こりやすいとされるのは、個々の小さな血圧上昇のタイミングが重なりあった時と考えられます。
下記要因が複数該当する方は、生活習慣を見直すなどの対策をとりましょう。

<血圧が上昇する要因>

・通勤時

・月曜日(仕事へのストレス)

・階段の昇り降り

・寒さ(室内と外の寒暖差など)

・トイレ(いきむ行為)

・入浴(脱衣所と浴室の寒暖差)

・コーヒー

・飲酒

・喫煙

例えば・・・寒い朝の入浴は控えるなど



血圧の上昇を抑えるポイント

■有酸素運動を行う

血圧サージのリスクを下げる為には有酸素運動が効果的です。
適度な運動を行うことで、心臓や肺の機能が高まり、血液の循環がよくなるため、体内から余分な塩分が排出され、血圧低下に繋がります。



■ベルトを緩める

きつめのズボンを無理に履いていたり、ベルトをきつく締め過ぎていると、お腹周りが締め付けられ、血圧が上昇してしまうことがあります。適宜緩めるなどし調整を行いましょう。


■室内ではスリッパを履く

冬場、冷たい床に足が触れると血圧が急上昇する場合があります。スリッパや靴下などで、足元の冷え対策を行いましょう。


■深呼吸をする

一時的ですが血圧を下げる効果があります。30秒で6回(5秒に1回)の深呼吸が特に効果的であるとされています。


■わかめの酢の物を摂取

わかめに含まれる「わかめペプチド」には血圧低下の効果が、
また、「お酢」には酢酸と呼ばれる、血圧や血中の総コレステロールを下げる効果が期待できます。
両方を効率よく摂取するために、わかめの酢の物がおススメです。


日常生活の中で血圧の変化に気づくのはなかなか難しいものです。
日頃から血圧を測定する習慣をつけ、ご自分の血圧を把握しておくことが大切です。




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